Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下斗米 伸夫 法政大学, 法学部, 教授 (80112986)
園田 茂人 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (10206683)
厳 善平 桃山学院大学, 経済学部, 教授 (00248056)
唐 亮 法政大学, 法学部, 教授 (10257743)
青山 瑠妙 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20329022)
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Research Abstract |
第一に,研究の基礎となる分析枠組みの構築に向け,理論,方法論,比較研究に関する5回の研究会を開催した。講師およびテーマを列挙すれば以下の通りである。 (1)研究協力者であり,民主化論に詳しい武田康裕防衛大学校教授を講師に,民主化論における政治参加について,(2)都市と農村でそれぞれ実証的な研究を重ねてきた園田茂人早稲田大学教授と厳善平桃山学院大学教授を講師に,中国で実地調査をする方法論について,(3)現代韓国政治の専門家である木村幹神戸大学教授を講師に,韓国の民主化における政治参加について,(4)東欧の専門家である川原彰中央大学教授を講師に,ポーランドの民主化と政治参加について,そして(5)ソ連・ロシア研究の第一入者である下斗米伸夫法政大学法学部教授を講師に,ロシアの民主化と政治参加について選挙を中心に報告してもらい,毎回活発な議論を交わした。本研究は参加人数が多く,全員の日程調整が難しい中で,バランスよく研究目的遂行のための基礎的な討論を行うことができた。 第二に,詳細に記せば膨大な字数を要するためここでは割愛するが,政策決定過程やマスメディアに関する文献調査を進めると同時に,基層自治や農村における抗議型の政治参加などに関する実地調査を活発に行った。 第三に,すでに初歩的な調査に基づく観察をもとに分析が進められており,多くの研究分担者が中身の濃い業績を上げ始めた。その詳細については「研究発表」の欄を参照いただきたい。
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