2009 Fiscal Year Annual Research Report
小学校教員養成教育課程における理科実験の全員必修化-その定着と効果の実践的検証-
Project/Area Number |
19300258
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
川村 寿郎 Miyagi University of Education, 教育学部, 教授 (60186145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 淑子 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (70302255)
池山 剛 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (50159646)
石澤 公明 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (10125495)
田幡 憲一 宮城教育大学, 教育学研究科, 教授 (00236720)
出口 竜作 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (90302257)
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Keywords | 理科教育 / 理科実験 / 教員養成課程 / 教育課程 / 小学校教員 / 理科離れ / 科学教育 |
Research Abstract |
本研究では、小学校教員の理科指導力低下に対処するため、小学校教員免許取得に関わる教育課程で、理科実験を全員に必修単位科目として定着させ、その効果を実践的に検証する。平成19年度からの宮城教育大学の新教育課程開始に合わせ、3ヵ年度にわたって、導入・実践・発展と段階的に以下の研究を進める。本年度の検討結果は以下の通りである。 1.小学校教員免許法「教科に関する科目」の理科を実験形態の授業として引き続き出講して、その体制を整備した。 2.理科の実験授業内容について吟味するとともに、全員必修化に対応した各分野の履修指導方法を検討した。小学校教員としての最低習得内容をさらに精選し、新たな学習指導要領で導入される学習内容にも対処できる実験内容に変更した。 3.受講学生の高校までの理科科目の履修歴、大学での授業の理解と意欲、教員としての自覚を把握するためのアンケート調査を継続して行い、実験授業の難易や進行程度に照らして、単位修得の指導を行うとともに、授業内容の見直しを行った。 4.3ヵ年にわたる上記アンケートの結果を分析して、講義から実験への授業形態の変更に伴う受講学生の意欲・理解度の変化を把握して、その結果を授業改善に取り入れた。 5.第59回理科教育学会において、「小学校教員養成における理科教育の課題と展望」と題するシンポジウムを主催して、全国の大学における小学校教員免許取得カリキュラムの課題と改善方法に関して議論した。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Willow clones with high biomass yield in short rotation coppice in the southern region of Tohoku district(Japan)2010
Author(s)
Mitsui, Y., Seto, S., Nishio, M., Minato, K., 石澤公明, Satoh, S.
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Journal Title
Biomass and Bioenergy 34
Pages: 467-473
Peer Reviewed
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