2010 Fiscal Year Annual Research Report
複雑系による拡散過程・自己組織化のモデリングとシステムリスク制御への応用研究
Project/Area Number |
19310099
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
時永 祥三 九州大学, 大学院・経済学研究院, 教授 (30124134)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩本 誠一 九州大学, 大学院・経済学研究院, 名誉教授 (90037284)
中井 達 千葉大学, 教育学部, 教授 (20145808)
高橋 規一 九州大学, 大学院・システム情報, 准教授 (60284551)
森保 洋 長崎大学, 経済学部, 准教授 (10304924)
池田 欽一 北九州市立大学, 経済学部, 准教授 (10334880)
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Keywords | OR / 社会システム / ファイナンス / モデリング / 経営システム |
Research Abstract |
本研究の最終年度においては、これまでの理論的、実践的な研究成果について広く研究会などにおいて公開すると共に、客観的な評価をうけるよう体制をととのえることに傾注した。具体的には、複雑系によるリスク分析・システムリスク解析のさまざまな適用分野ごとの専門家による討論とシステムの改編を進めていき、最終的には論文および著書として成果を刊行していくことが可能となった。これにより、体系化された複雑系によるリスク解析ソフトウエアとして提供することが部分的に可能となった。非公式に地元の金融機関に対して解析システムを提供し、今回申請している研究課題においては、これをやや組織的・公開的に実施することができた。内容の概要は以下のようにまとめられる1)投資・企業間連係におけるリスクに関するセミナーの開催と討論のまとめを実施し、民間企業や種々の組織への本研究の成果還元を行った。2)海外の専門家を含めた論点の整理と未解決課題の抽出を行い、年度内に解決できる問題と、挿入には解決できない課題を整理することができた。3)本研究で得られた成果を具体的な解析ソフトウエアとして整備し、他のシステムへの移植を実施することができた。4)以上のシステムにより得られた結果を日本オペレーションズリサーチ学会,電子情報通信学会、情報処理学会,日本経営工学会,経営情報学会等の研究会および学会誌等で随時公表することができた。5)成果刊行費や学内の出版助成を活用しながら、本研究で得られた成果を著書として出版することができた(平成23年度研究成果刊行費を獲得した)。
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Research Products
(21 results)