2007 Fiscal Year Annual Research Report
西部大開発と中国社会主義市場経済のサステナビリティー
Project/Area Number |
19310161
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Research Institution | Osaka University of Economics |
Principal Investigator |
山本 恒人 Osaka University of Economics, 経済学部, 教授 (60140183)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細川 大輔 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (20411382)
藤川 清史 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (90238543)
松岡 憲司 龍谷大学, 経済学部, 教授 (40141668)
朴 泰勲 大阪市立大学, 創造都市研究科, 准教授 (50340584)
田中 英夫 北海道情報大学, 情報メディア学部, 教授 (90326570)
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Keywords | 中国経済 / 持続可能性 / 西部大開発 / 西部=華南=北越経済圏 / 産業集積と産業移転 / 環境保全 / 社会開発 / ベトナムの外資導入 |
Research Abstract |
1.テーマ定例研究会の開催 (1)中国の全国状況との比較で西部地域自動車・部品産業の集積状況を把握するため、京都大学塩地教授、元広州ホンダ社員山口氏を招き公開研究会を2回実施。西部地域を含む日系・外資系自動車会社と民族系自動車会社の生産・流通動向を把握した。 (2)メンバーの藤川が「持続可能性指数」の研究を進めており、全メンバーがその検討結果を共通の土台とするための研究会、メンバーの細川がベトナム研究者に依頼したベトナム二輪車・部品産業の分析を紹介する研究会、および中国・ベトナム現地調査を準備する研究会を都合4回実施。 2.海外調査の実施 (1)重慶調査(平成19年9月、6名参加);研究パートナーを予定した中国側研究者の都合により、自力で四輪車・二輪車完成車・部品交易市場(オートモール)を多数視察、日系「長安スズキ」のヒアリングを実施した。あわせて成都の四川省社会科学院劉世慶教授を訪問し、「西部開発の現到達点および問題点と課題」についてヒアリングを実施した。 (2)成都調査(平成20年3月、2名参加);上記をふまえ研究パートナーを劉世慶教授に変更するため同社会科学院を訪問、研究代表者山本が研究報告を行い、双方が共通の関心をもつことを確認した結果、平成20年9月成都で、10月に大阪でシンポジウムを開催することに合意。あわせて四川省および成都市の発展改革委員会の西部開発担当者からのヒアリングを実施するとともに、成都市ハイテクパーク内の中国資本2社を視察した。 (3)ハノイ調査(平成20年3月、3名参加);研究パートナーのベトナム計画投資省中央経済管理研究所部長Dr.Cuongのマネージメントでワークショップ'Vietnam-China Cooperation"Two Corridors and One Economic Zone" and the Movement of Electronics and Motorbike Industries in Vietnam'を開催し、ベトナム側から40名の参加を得た。あわせて、パナソニック・ベトナム、タンロン工業団地管理会社、ベトナム地場産業2社を訪問、ヒアリング、工場見学を実施した。
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Research Products
(17 results)