2007 Fiscal Year Annual Research Report
瀬戸内・中国山地の農林漁業地域に住まう女性・若者・高齢者の生活に関する経験的研究
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19310165
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| Research Institution | Okayama University |
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Principal Investigator |
藤井 和佐 Okayama University, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (90324954)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 光二 岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (20161490)
西村 雄郎 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (50164588)
つる 理恵子 吉備国際大学, 社会学部, 准教授 (20227474)
田中 里美 広島国際学院大学, 現代社会学部, 准教授 (00300129)
山本 素世 奈良県立大学, 地域創造学部, 非常勤講師 (60438273)
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| Keywords | 学際的研究 / 島嶼社会 / 中山間地域 / 高齢者福祉 / 女性労働 / 格差 / 地域振興 / 地域リーダー |
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| Research Abstract |
本年度は、次年度計画の方向付けを確定するために、学会や関連組織から最新の動向把握を行なうとともに、下記のような調査・研究にもとづき、研究課題の焦点化・研究枠組みの構築準備等を行なった。
1、構造的全体像の把握:(1)GISを用いた瀬戸内・中国山地における集落の類型化。(2)国勢調査データを使用した広島県呉市の地域概況の把握と類型化。(3)岡山県笠岡諸島と沖縄県竹富町(比較対照地域)の地域課題の析出。2、施策展開の動向把握:広島県・岡山県・兵庫県を中心に行政関係部署・関係団体にたいし、地域振興・中山間地域再生、高齢者福祉、農業振興・農漁村女性リーダーの観点から資料収集およびヒアリングの実施。3、質問紙調査の実施と準備:(1)「呉市に住む女性の生活・意識調査」働き方・職業生活などについて20-65歳の女性1461人を抽出し郵送法による調査を実施。(2)「呉市女性専門職調査」の調査票の作成。うち保育士・幼稚園教諭を対象に郵送法で調査を実施(回収中)。(3)次年度実施予定の島嶼部住民および高齢者対象の質問紙調査のための聴き取り調査を行ない、調査対象地の選定、調査方法・調査項目について検討。4、フィールド調査:女性・若者・高齢者をめぐる組織活動・地域リーダー・福祉・労働・地域振興のあり方について、(1)呉市の合併地域、(2)中山間・農林業地域(広島県・岡山県・比較対照地域(九州・四国))、(3)島嶼部・漁業地域(広島県・岡山県・比較対照地域(沖縄県・香川県)において聞き取り調査を実施。
以上から、施策的には全体的公共性をはかろうとしているのに対して、地域社会(島、集落)間では格差が認められること。とくに女性・若者・高齢者の生活や意識に注目すると、近代的価値観でははかれない生活像というものが想定できること。などが発見できた。次年度においてはそれらについてさらに詳細な検討が必要である。
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Research Products
(15 results)
