2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19310167
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Research Institution | National Women's Education Center |
Principal Investigator |
神田 道子 National Women's Education Center, 理事長 (70058030)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上村 千賀子 国立女性教育会館, 研究員 (70259985)
江川 和子 国立女性教育会館, 情報課長 (70466043)
小林 千枝子 国立女性教育会館, 調査役 (30415343)
森 未知 国立女性教育会館, 情報課・専門職員 (20415350)
西村 昭子 国立女性教育会館, 情報課・専門職員 (60524668)
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Keywords | ジェンダー研究 / アーカイブ学 / 情報図書館学 |
Research Abstract |
本研究は、ジェンダーの視点に立った女性関連資料の分析・評価と資料の効果的な活用方法を明らかにすることにより、女性アーカイブを構築することを目的としている。研究最終年の平成21年度は、以下の2点について研究を行った。 1.「全国女性アーカイブ所在情報データベース」の構築・公開 平成20年度に実施した「全国女性アーカイブ所在調査」の調査結果およびデータベース構成要素の検討に基づき、女性アーカイブを所蔵・公開している国内の112機関の情報を「全国女性アーカイブ所在情報データベース」http://winet.nwec.jp/w-archive_japan/において公開した。 これにより、日本国内各地に散在して保存されている女性アーカイブの存在が広く一般に明らかになり、また、女性教育のナショナルセンターである国立女性教育会館を中核として関係機関のネットワークを形成し、女性アーカイブの収集と活用を促進することが可能になった。 2.女性アーカイブの構築・活用に関する実践活動研究 平成20年度に「女性アーカイブの活用に関する調査研究」の一環として作成したシラバス案を基に、「女性情報アーキビスト入門講座」を実施した。 この講座では、全国の女性アーカイブの保存・提供に携わる実務者を対象に、女性アーカイブ整理のための基礎知識、著作権の考え方、保存技術、活用方法といった具体的な手法の習得と、相互の情報交換を行い、全国に散在する女性アーカイブの構築・活用と「女性アーカイブネットワーク」の形成を図った。 また、平成20年度に開発した、「奥むめおコレクション」を活用した若者向けプログラムを基に、キャリア形成を目的とした大学生対象の研修を実施した。
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