2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19320020
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
井上 厚史 The University of Shimane, 総合政策学部, 教授 (90259565)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 敬司 広島大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (40253124)
木村 純二 弘前大学, 人文学部, 准教授 (00345240)
吉田 真樹 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (20381733)
菅原 光 専修大学, 法学部, 講師 (90405481)
長妻 三佐雄 大阪商業大学, 総合経営学部, 准教授 (80399047)
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Keywords | 東アジア / 比較思想 / 「天」の観念 / 文明の働突 / 近代化 / 荻生徂徠 / 李退渓 / 丁若〓 |
Research Abstract |
本年度は、本研究テーマに対する国内外における予想外の関心の高まりを受け、当初計画した二回の研究会のみならず、年間で四回の研究発表会を実施した。 〔1〕8月に、「第二回研究発表会」を静岡県立大学で開催し、以下の三本の研究発表を行った。 【日本前近代】〜「国学派の「天」」(吉田真樹)、【韓国前近代】〜「韓国実学派の「天」」(朴倍暎) 【中国前近代】〜「仏教における「天」」(刑東風) 〔2〕9月25・26日に、台湾大学中文系研究グループと本研究グループとで、「天、自然與空間」國際學術検討會を共同開催し、本研究グループからは、「關於李退溪對天解釋的研究」(井上厚史)、「封平田篤胤思想中的「天」的概念的研究」(吉田真樹)、「封荻生徂徠的「天」的概念的研究」(木村純二)、「阮籍的天和空間」(橋本敬司)、「關於朱弁的碑文、史蹟及其與佛教的關係之考察」(刑東風)の五本の研究発表を行った。 〔3〕10月に、日本思想史学会2008年度大会において、本研究グループでパネルセッション「日中韓における洋学の伝来と「天」観念の変容」を開催し、井上厚史が司会をし、「平田篤胤における「死」の空間一天・地・泉との関わりにおいて」(吉田真樹)、「丁若〓における「天」観念とその倫理的意味について」(朴倍暎)、「日中韓における洋学の伝来と「天」観念の変容」(安部力)の三本の研究報告を行い、コメンテーターや参加者と議論を行った。 〔4〕12月に、「第三回研究発表会」を大阪商業大学で開催し、以下の二本の研究発表を行った。 【日本前近代】〜「啓蒙思想家の「天」観念」(菅原光)、【韓国前近代】〜「丁若〓の「天」観念」(朴倍暎) 上記以外にも、個人の資格で本テーマに関する研究発表も活発に行った。いずれの研究発表会においても、関心の高まりゆえか、活発な質疑応答が繰り返された結果、本研究メンバーのテーマに関する理解が研究会を開催するたびに深められていくことを実感できた一年だった。この研究成果をもとに、来年度開催予定の総括としてのシンポジウムを東京で開催することを決定し、各自が与えられたテーマに関する良質の論文を作成することを確認した。
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Research Products
(13 results)