2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19320114
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Research Institution | The Toyo Bunko |
Principal Investigator |
斯波 義信 The Toyo Bunko, 研究部, 研究員 (00039950)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅原 郁 財団法人 東洋文庫, 研究部, 研究員 (00027541)
渡辺 紘良 財団法人 東洋文庫, 研究部, 研究員 (90049180)
長谷川 誠夫 財団法人 東洋文庫, 研究部, 研究員 (90353482)
大澤 正昭 財団法人 東洋文庫, 研究部, 研究員 (30113187)
廣瀬 紳一 財団法人 東洋文庫, 研究部, 研究員 (00414079)
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Keywords | 宋代史 / 社会経済 / 用証解釈 / 電子データ |
Research Abstract |
122年度内に本研究が完結することを控え、21年度の作業では最終の成果において、全体として整合性があり均衡を得た用語の選択・立項になるよう、調整と増補取捨の作業に力をいれた。 2このため、すでに各種資料から鋭意採集してきた厖大な用語のデータカードを、既定の「財政」「経済」「社会」「吏語」の四つの分類項目(そのコードおよびサブコード)に従って仕分けを施し、これが済んだ部分からパソコン入力用の案文を作成する作業を進め、合わせて必要に応じて増補を行った。 3「財政」ジャンルでは『明史食貨志』等の資料からの用語カードを増補した。この「財政」に属する用語のデータカードの大半については、すでに立項および解釈案文の作成がほぼ完成に近いので、パソコン用原稿の作成に入った。 4「吏語」ジャンルの用語については、各種資料から用語・用法・解釈をデータカードに採録する作業をほぼ終え、これを「官文書」「司法関係」「その他」計三つの分類項目に従って整理し、解釈案文の作成に入った。 5「経済」「社会」ジャンルの用語解釈については、広く明清から民国期にわたる関連研究や旧慣調査の成果を参照することにより、立項および解釈内容を格段に充実させることができる。そこで、用語の採録において農村慣行調査、商業慣行調査等の資料から増補を行った。両ジャンルとも分類項目下に配列される用語の整理に応じて解釈案文の作成を進めた。 6最終年度においては、4ジャンルにわたって採録された用語データを、総計で12,000項目程度に整え、それぞれの解釈案文をデータベース化した上で、五十音順に配列し、分類項員による検索もできるようにする。冊子体の成果刊行はその1年後を期している。
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