2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19320114
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Research Institution | The Toyo Bunko |
Principal Investigator |
斯波 義信 (財)東洋文庫, 研究部, 研究員 (00039950)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅原 郁 (財)東洋文庫, 研究部, 研究員 (00027541)
渡辺 紘良 (財)東洋文庫, 研究部, 研究員 (90049180)
長谷川 誠夫 (財)東洋文庫, 研究部, 研究員 (90353482)
大澤 正昭 (財)東洋文庫, 研究部, 研究員 (30113187)
廣瀬 紳一 (財)東洋文庫, 研究部, 研究員 (00414079)
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Keywords | 宋代史 / 社会経済 / 用語解釈 / 電子データ |
Research Abstract |
1 隔週に開催した作業調整の会合の他、研究協力者を含めた総会を、5月18日、7月29目、11月26日の3回開催し、各自作製の案文を検討し、科研終了に向けての対策を話し合った。 2 用語の部門別カテゴリーについて「財政」「経済」「社会」はそのままとするが、「吏語」の名称のみは内容的に扱う用語が必ずしも胥吏の用語ではないので、「公文書」に改めることにした。 3 同上4部門の細目分類を何回か検討し、最終的に、財政は総論・行政・賦税・役法・専売・国営商業・会計の7、経済は一般・不動産・動産・債権債務・商事・貨幣・交通・産業の8、社会は一般・人事・集落・親族家族・教育・福祉・仲間組合・宗教俗信・風俗習慣・時刻の10、公文書は一般・司法・慣用語の3分類とすることとした。 4 用語選択においては、日常用いられる社会経済語彙も採録して上記の部門別構成に即応するようにし、字数については内容上、長文を要する事典的性格の解説と短文でしかも簡潔さが求められる辞典的なものの両者を適宜使い分けることにした。 5 約40000枚に及ぶ資料カードの作製はほぼ終了していたが、その仕分けについては、上記細目分類によることとし、数十のボックスに分類した後、分類した語彙を一覧できるようにし、その一覧表に基づき各部責任者が採否の指示を下し、語彙解説案文を分担作製した。 6 案文相互の食い違いを未然に防ぐべく、上記会合において合意の確認に再三努めた。 7 電子化フレームを作製し、作製案文を順次入力した。 8 弘文堂『歴史学事典』からも語彙を抽出して参考に供した。 9 科研終了にあたり、1万余に及ぶ採録用語の中から1000余を厳選し、試用ベータ版を作製することとした。 10 ベータ版作製に伴い、「利用の手引」及び「利用規約」を作製した。 11 平成23年度内に刊行する冊子の作製は、東方書店と提携することとした。
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Research Products
(8 results)