2007 Fiscal Year Annual Research Report
近世ヨーロッパの戦争から見る国家とアイデンティティの形成に関する総合的研究
Project/Area Number |
19320119
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
渋谷 聡 Shimane University, 法文学部, 教授 (30273915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
指 昭博 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (90196197)
井内 太郎 広島大学, 文学研究科, 教授 (50193537)
小山 哲 京都大学, 文学研究科, 教授 (80215425)
佐々木 真 駒澤大学, 文学部, 准教授 (70265966)
古谷 大輔 大阪大学, 世界言語研究センター, 准教授 (30335400)
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Keywords | 国際研究者交流 / 西洋史 / 戦争 / 国家 / アイデンティティ |
Research Abstract |
本研究計画は、以下の2点を中心に、追究を進めてきた。1)近世ヨーロッパ世界における諸国家のありよう(複合国家と諸国家体系)を、戦争という視角から明らかにする。2)アイデンティティ(自国への帰属意識や敵国意識)の形成について、戦争の視角から明らかにする。 3年間の研究計画の初年度である平成19年度においては、代表者および各分担者はそれぞれの担当領域にかんする先行研究について、文献収集と研究史の整理を行い、あわせて随時、後述するように、調査・分析結果を研究打ち合わせ会等の機会に成果を発表してきた。また、論文等としての公表にも努めた(「研究発表」の欄を参照)。 本研究計画の参加者は、年間2回の研究打ち合わせ会、年1回のヨーロッパでの資料集収、研究情報の交換、アウクスブルク大学・ヨーロッパ文化史研究所におけるシンポジウムへの参加等を軸としながら、研究を発展させてきた。1)平成19年8月30日に開催された、前記研究所主催による国際シンポジウム「近世ヨーロッパにおける戦争と平和」には、代表者の渋谷、分担者の指、佐々木が参加し、それぞれ報告を行った。2)平成19年9月30日、20年2月18日には、研究打ち合わせ会を行い、参加者全員が報告を行った。とりわけ、後者の会については、これを島根大学での公開研究会として学内外に公開した。前記ドイツにおける国際シンポジウムに参加できなかった参加者は、以下のように、海外研究機関での資料収集、セミナー参加等に従事した。井内(British Libraryほか・連合王国)。小山(ワルシャワ国立図書館ほか・ポーランド)。古谷(スウェーデン軍事文書館ほか・スウェーデン)。
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Research Products
(18 results)