2009 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーク組織の変革管理におけるコミュニケーション開発と学習の構造効果
Project/Area Number |
19330083
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
若林 直樹 Kyoto University, 経営管理研究部, 教授 (80242155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田尾 雅夫 愛知学院大学, 経営学部, 教授 (40094403)
山口 生史 明治大学, 情報コミュニケーション, 教授 (50257127)
稲垣 京輔 法政大学, 経営学部, 教授 (10327140)
山田 仁一郎 香川大学, 経済学部, 准教授 (40325311)
金光 淳 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (60414075)
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Keywords | 組織学習 / ネットワーク組織 / 組織コミュニケーション / ネットワーク分析 / 組織変革 |
Research Abstract |
本年度は、組織コミュニケーショシにおけるコミュニケーション・ネットワークの機能に対する診断モデルについて、5つの観点から実証研究をふまえた理論的分析を行った。その5つの観点とは、(1)組織におけるコミュニケーション関係の比較と公正感認識への影響の日米比較、(2)起業家ネットワークにおける制度化への影響、(3)非営利部門組織でのコミュニケーションと公共サービス改革への影響、(4)文化産業におけるコンテンツ製作ネットワークにおける効果的なコミュニケーション・ネットワークのあり方、(5)それらをふまえた効果的な企業の社会関係資本(ネットワーク資産)のあり方である。(1)については、ハワイの間文化研究国際学会において報告して、コミュニケーションにおける信頼感構築のプロセスとそれが組織成員の権限移譲認識に与える影響が日米で異なることについて一定の支持を得た。起業家ネットワークにおいても、そこでのコミュニケーションが一定の新規事業の制度化に結びつくことが確認されて、欧州組織学会の報告において同様の傾向が国際的に確認された。非営利部門における組織コミュニケーションにおいても、京都市、日進市、堺市における事例研究から,行政サービスの組織の壁を越えた改革には一定の部門間コミュニケーションの発達が重要であることが確認された。文化産業においても、日本のコンテンツ政策者は、凝集的なコミュニケーションが長期的な独自のテイストを維持することが重要であることについて国際的にも確認された。そして、社会ネットワーク分析の経営分野への適用を調査し、組織変革に向けた社ネットワークモデル構築を行い、こうした成果を踏まえた効果的な組織ネットワークの構造、質は、企業にとっての社会関係資本であり、競争的な組織能力を作ることを組織学会50周年記念大会での招待講演で成果報告しひろく受容された。
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Research Products
(28 results)
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[Journal Article] Cinema2009
Author(s)
山田仁一郎
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Journal Title
Gombault, Anne et al. (ed.), L'AlphaBEM des Industries Creatives, BEM
Pages: 63-66
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[Journal Article] Manga2009
Author(s)
山田仁一郎
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Journal Title
Gombault, Anne et al. (ed.), L'AlphaBEM des Industries Creatives, BEM
Pages: 41-43
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