2009 Fiscal Year Annual Research Report
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19330089
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| Research Institution | Nihon Fukushi University |
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Principal Investigator |
関口 和雄 Nihon Fukushi University, 福祉経営学部, 教授 (20206626)
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| Keywords | 経営学 / 会計学 / 社会学 / 社会福祉学 |
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| Research Abstract |
「介護・福祉の経営学」をマネジメントの視点より構築するために、19～20年度に取り組んできた調査研究の成果を踏まえて、(1)地域社会と介護・福祉システムと福祉経営の展開、(2)介護・福祉人材の確保・育成とサービスマネジメント、(3)財務・会計システムの確立と経営成果の関連の3つの問題に焦点をあわせて取りまとめた。
地域社会に焦点を合わせた調査研究では、1つに、行政による介護保険事業計画と実際のニーズに対応するサービス事業者が取り組む経営の課題を明らかにした。2つに、高齢化の進展した中産間地域の介護・生活支援に対応するサービス事業者の役割を検討していった。3つに、地域に暮らす高齢者や障害者など弱い立場の人々のリスクに焦点を合わせて、地域関係組織の相互協力の関連性よりサービス事業者の経営を明らかにしていった。
介護・福祉人材の確保と育成については、20年度の介護福祉施設の調査に続き、訪問介護事業所に働く介護職とサービス責任者を対象にして、辞めないで5年以上継続して働いている理由を明らかにした。入職動機、キャリア、介護観の涵養、知識・技術の獲得、職場とソーシャル・サポート、達成感・有能感、キャリアビジョンなどを聞き取り、施設と在宅の介護職を比べながら定着理由を明らかにした。また、人材の育成との関係においてサービスマネジメントの確立をとらえ、横浜市福祉サービス協会、青森福祉事業団(むつ市)、年長者の里(北九州)などヒアリングを行った。
また、会計・財務システムの確立と経営成果について、いくつおかの事業者より資料提供の協力を得て分析したところ、いくつか会計・財務システムに認識の違いや誤りが見出されており、経営判断や経営改革の取り組みにおける的確な資料が求められている。
こうした調査研究の成果を踏まえ、介護・福祉経営の柱にそって課題と対応の体系化をはかり出版しいく計画である。
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Research Products
(7 results)
