2007 Fiscal Year Annual Research Report
技術経営に関する経営学的視点からの実証的・理論的研究
Project/Area Number |
19330090
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
今田 治 Ritsumeikan University, 経営学部, 教授 (50232608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳田 昭雄 立命館大学, 経営学部, 准教授 (60330015)
安藤 哲生 立命館大学, 経営学部, 特任教授 (70268134)
兵藤 友博 立命館大学, 経営学部, 教授 (20278477)
雀部 晶 立命館大学, 経営学部, 教授 (00100933)
吉田 要 立命館大学, 経営学部, 教授 (60127412)
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Keywords | 技術経営 / 経営戦略 / 事業戦略 / 技術戦略 / 組織戦略 / ベンチャー / 生産マネジメント / 事業マネジメント |
Research Abstract |
本年度は、次の点を重点に研究調査を行った。 1.技術資源(人材育成も含む)の評価(これまでの研究業績の検討と事例研究) 2.経営戦略・事業戦略・技術戦略(これまでの経営学の研究成果の検討、技術経営からみた再検討) <具体的内容> 事例研究として自動車企業のエレクトロニクス化に伴う、完成車メーカーと部品企業の戦略を対象とする(車載電子システムにおけるデバイス・メーカーの標準化活動に焦点をあてて)。さらに某巨大通信関連企業グループの非正規従業員およそ4万人に対して質問紙調査を行った。技術の発展が非正規従業員に対する処遇、雇用環境にどのような影響を及ぼしているのか、また、非正規従業員の働く意識にどのような影響を及ぼすのかを調べた。 企業調査:トヨタ自動車(ポーランド工場)、トヨタ自動車九州、英国日産自動車、中国・東洋濾器、東洋電装、村田製作所、ダイハツ九州、技術で起業したベンチャー企業数社(インキュベーション施設利用など立命館大学とのつながりある企業を中心に) 研究会:企業専門家(生産技術、研究開発、技術管理部門の管理者、経営者)の招聘(隔月1回、6回) <成果> 自動車企業のエレクトロニクス化に伴う、完成車メーカーと部品企業の戦略について、村田製作所を事例にして明らかにすることができた。また海外の部品企業の戦略についても調査でき、学会報告も行った。人材育成についても雇用政策、イノベーションとの関連で実態調査を行い、一部分を論文としてまとめることができた。
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