2008 Fiscal Year Annual Research Report
近代日本人のキャリアデザインの形成と教育ジャーナリズム
Project/Area Number |
19330177
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Research Institution | Takasaki University of Commerce |
Principal Investigator |
菅原 亮芳 Takasaki University of Commerce, 流通情報学部, 教授 (40348149)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下山 寿子 高崎商科大学, 流通情報学部, 准教授 (30287908)
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Keywords | 教育ジャーナリズム / 雑誌メディア / キャリアデザイン / ライフコース / 学び |
Research Abstract |
本年度は科研プロジェクトの第2年目であり、教育情報誌の書誌的分析及び内容分析を行い、日本教育学会で研究発表を行った。 1.研究会の開催:4回の研究会を開催した。(1)研究の目的と観点:明治中期から昭和戦前戦中期を対象時期として、教育ジャーナリズムの中でも雑誌メディアが発信した情報を、近代日本人の「自己発見」「学校選択」「職業選択」「ライフコースの選択」という角度から歴史的に検証することを共通認識とした。(2)各研究分担者の担当雑誌:『職業指導』『女子青年界』『社会と教化/社会教育』『成功』「職業案内書」『帝国青年/青年』『少年園』『中学世界』「自伝にあらわれた雑誌メディア」等の担当者を確認した。(3)各担当雑誌の発行母体の研究:各担当雑誌の出版者の性格、発行部数、発行人のキャリア等を調査しデータベースを作成した。(4)記事の収集:各担当雑誌の観点に則した記事のデータベース化とその記事の収集を行った。 2.文献・資料の収集:(1)『中学世界』「職業案内書」「自叙伝」等を購入した。(2)「職業案内書」等資料の複写をした。 3.研究実績:(1)「11.研究発表」に記す研究業績を発表した。(2)菅原亮芳・小熊伸一・三上敦史・吉野剛弘は、「雑誌『中学世界』にあらわれた受験・進学・独学・苦学情報」というテーマで、日本教育学会第67回大会(2008年8月30日)において研究発表を行った。 4.次年度の研究計画:第68回日本教育学会(2009年8月28日〜29日)において、「明治期における職業案内書の研究(仮)」を発表する予定である。
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Research Products
(5 results)