2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19330181
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Research Institution | Tamagawa University |
Principal Investigator |
福本 みちよ Tamagawa University, 通信教育部・教育学部, 准教授 (40387410)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高妻 紳二郎 福岡大学, 人文学部, 教授 (20205339)
加藤 崇英 茨城大学, 教育学部, 准教授 (30344782)
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Keywords | 学校評価 / 教育の質の保証 / 学校支援システム / 第三者評価 / 比較研究 |
Research Abstract |
本研究では、(1)日本の各自治体、およびイギリス、ニュージーランド、ドイツ、アメリカといった各国における自己評価と第三者評価(外部評価)の実施実態、並びに評価の実施に伴い必要とされる諸施策(学校支援制度や評価者養成制度の構築、等)の特質や構造、機能等を明らかにし、そこから(2)学校評価システムの導入による効果と、その効果を最適化していくためのサポートシステムを「教育の質の保証」という観点から分析し、(3)日本の公教育システムを再構築するための課題を析出することを目的としている。 平成21年度においては、第一に日本の各自治体(埼玉県杉戸町、広島市、三重県、大阪府、長崎県西海市、岡山県矢掛町、福岡県、京都市、品川区、横浜市、新潟県胎内市、愛知県高浜市)を対象に、(1)各自治体における学校評価政策、(2)自己評価・学校関係者評価・第三者評価の実施実態を整理し、そこから(3)(2)を有効に機能させるための条件・要件、もしくは阻害要因となるものを分析・抽出した。とくに横浜市については、「学校に対する支援」の確立・展開を視野に入れた学校評価システムへの改善が取り組まれており、その動向分析を行った。第二に、イギリス・ドイツ・ニュージーランドの学校評価システムの展開過程について、おおよそ2005年以降の現状についての情報収集および整理を行った。第三に、アメリカにおける認証評価システムに関して、主としてカリフォルニア州サンフランシスコ市のWASC (Western Association Schools and Colleges)およびサンフランシスコ統合学区および公立学校における認証評価について現地調査を行った。
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Research Products
(2 results)