2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19340055
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐々木 真人 The University of Tokyo, 宇宙線研究所, 准教授 (40242094)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅岡 陽一 東京大学, 宇宙線研究所, 助教 (40345054)
木村 孝之 茨城大学, 工学部, 准教授 (50302328)
小川 了 東邦大学, 理学部, 准教授 (10256761)
増田 正孝 神奈川大学, 工学研究科, ポストドクター (00447533)
|
Keywords | 宇宙物理 / ガンマ線バースト / 広視野望遠鏡 / 突発天体 / 光電撮像 |
Research Abstract |
1.グローバルトリガーリセット装置の設計,開発: 本装置の総設計を佐々木が行い,Ashraトリガ装置を主として開発してきた増田と木村が全体の回路設計および開発を担当した。 2.トリガー,読み出し装置を含む検出器シミュレーションの開発: Ashra検出器全体を第1反応,空気シャワー,チェレンコフ光放射,大気中の光伝播などの物理現象,検出器の光学系,光電撮像だけでなく,トリガー,読出し装置の特性までも含めた完備に近い検出器シミュレーション開発を行った。大天頂角で到来するような特殊な物理現象事例および,チェレンコフ光の空気中での伝播,および光学系のシミュレーションを開発した。トリガーセンサのハードウエアの開発経験を基に,トリガー,読み出し装置を含むオンラインデータ処理のシミュレーションをした。Ashraグループのオフライン解析プログラム,およびデータの管理の方法を構築した。本シミュレーション開発においてもプログラムバージョン管理を緻密に行い,開発成員の效率的共同体制を維持した。 3.グローバルトリガーリセット装置の試験,評価: 本装置の稼働性能を試験し,評価を行った。基本的にパルス発生器からAshraトリガー装置に至るまでのパルス経過時間とそのジッター重要であるが,ジッターは時間スタンプ精度100nsに比べて十分小さいジッターを確認できた。その環境(温度,温度)による安定性の試験を行い,実地運用し,経年変化が見られないことを試験し,良好な結果を得た。
|
Research Products
(10 results)