2007 Fiscal Year Annual Research Report
わが国における栄養サポートチーム(NST)の活動状況と稼動効果に関する全国調査
Project/Area Number |
19390148
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
東口 高志 Fujita Health University, 医学部, 教授 (40198974)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 彰博 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (50273355)
村井 美代 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (60351053)
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Keywords | 栄養管理 / NST(栄養サポートチーム) / 全国調査 / 栄養療法 / 日本栄養療法推進協議会 / 栄養評価法 / 医療安全管理 / 栄養指導 |
Research Abstract |
本研究は、全国に普及する栄養サポートチーム(nutrition support team: NST)の稼動体制や活動内容ならびにその効果を平成19年度〜平成22年度にわたり、prospectiveに多施設大規模レベルで検索し、わが国におけるNST稼動状況とその効果について検討するものである。 研究初年度の19年度には、コンピューターネットワーク上で参加施設の登録やデータ入力および集計などが可能なwebの構築を行った。次いで本研究の趣旨と方法、倫理的配慮などを含め各施設での実施活動が容易に行えるようなツールを作成した上で、NST稼動施設のうち第三者機関である日本栄養療法推進協議会(Japan Council for Nutritional Therapy: JCNT)の第1回NST稼動施設認定を取得した653施設を対象に参加を呼びかけた。稼働施設に対する調査項目は、1)NSTの稼動体制(運営システム、稼動基準、施設内稼動体制、組織図、稼動開始日など)、2)NSTのチーム構成、3)NST対象症例の抽出法(入院時スクリーニング)、4)抽出症例の栄養評価法(二次スクリーニング)、5)栄養管理法の選択基準、6)栄養管理プランニング法、7)栄養管理実施方法、8)栄養状態・栄養管理法の再評価法、9)栄養管理の再プランニング法、10)栄養管理に関する医療安全管理体制、11)栄養管理に伴う合併症の評価法、12)退院時の栄養評価と当該栄養管理法の評価方法、13)患者栄養指導方法と実施時期、14)NST活動に要する労働時間、15)NST活動のoutcome評価法などであり、平成19年度から平成22年度までの4年間を経時的にリアルタイムにweb上で調査を行う。各参加施設で参加の意向が決定するプロセスが異なるため、現在もwebへの参加登録は増加しつつあるが現在のところ参加施設は246施設である。平成20年度には最近、JCNTの第2回稼動施設認定を取得した189施設に対しても参加を呼びかける予定である。
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Research Products
(1 results)