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2007 Fiscal Year Annual Research Report

NMDA受容体MR2Bサブユニットを中心とした恐怖学習のメカニズム

Research Project

Project/Area Number 19390309
Research InstitutionNational Institute of Radiological Sciences

Principal Investigator

辛 龍文  National Institute of Radiological Sciences, 分子イメージング研究センター, 主任研究員 (40443064)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 樋口 真人  独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, チームリーダー (10373359)
須原 哲也  独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, グループリーダー (90216490)
菅野 巌  独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, センター長 (10360356)
Keywords脳神経疾患 / ストレス / 神経科学 / 生理学 / 放射線
Research Abstract

本計画の主要な目的であるカルシウム測定のための装置である二光子顕微鏡の購入が年度後半になるため、前半には扁桃体でのシナプス伝達の長期増強(LTP)誘発でのカルシウム流入の関与について検索を行なった。
まず大脳-扁桃体間のシナプスでのLTPの実験では、新しいプロトコール(前シナプス刺激に後シナプスの活動電位を組み合わせ、これを20Hzの頻度で2発、更にこれを2Hzで240回を与える)を前シナプス刺激と後シナプスへの活動電位の時間差(Δt)を変化させながら、spike-timing dependent LTPの誘導を行ないました。Δt=+4-+8msでは予想どおりLTPが誘発され、Δt=+8m以上、-5-+4msではシナプス可塑性は誘発されませんでした。しかし驚くべきことにΔt=-20ms前後ではLTPが誘導されました。海馬、大脳皮質等ではこの時間差では長期抑制(LTD)が誘発されていますので、これは扁桃体シナプスでの特徴だと考えられます。次にこのようなLTPの誘発にどのようなチャンネルが関与しカルシウム流入が関わっているかを検討した。カルシウムキレート剤であるBAPTAを神経細胞に注入し後シナプスでのカルシウムをキレートするとどちらのLTPも抑制された。またNMDA受容体アンタゴニストであるD-AP5の作用を検討したところ、どちらのLTPも抑制されなかった。これは予想外の事で論理的な解釈を検討するため、更なる実験が必要である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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