2007 Fiscal Year Annual Research Report
生体内三次元荷重測定に基づくオーバーデンチャー支台インプラントの生体力学的検討
Project/Area Number |
19390491
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐々木 啓一 Tohoku University, 大学院・歯学研究科, 教授 (30178644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
厨川 常元 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90170092)
川田 哲男 東北大学, 大学院・歯学研究科, 非常勤講師 (80292225)
久保 圭 東北大学, 病院, 助教 (10431511)
依田 信裕 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (20451601)
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Keywords | インプラント / 圧電式センサ / 生体内測定 / オーバーデンチャー / 三次元荷重 |
Research Abstract |
インプラント義歯治療の予知性を高める上で,支台インプラントに加わる荷重を適切に制御することが重要である.本研究は,機能時に支台インプラントに加わる荷重を考慮したインプラント義歯設計を行うためのデータ取得を目的とし, 1) 義歯に与える咬合因子,支台インプラント数,支台装置を変化させた際のオーバーデンチャー支台インプラントに加わる荷重のリアルタイム測定を行う.同時に,義歯粘膜面に加わる荷重の多点同時測定および義歯に加わる咬合力測定を行う. 2) MR画像とX線写真に基づき顎顔面三次元画像を構築後,三次元座標を設定し,インプラントの位置・角度および顔面形態と測定した荷重データの三次元複合解析を行う. 今年度はインプラントに加わる荷重を測定するために,三次元小型水晶圧電式センサをインプラント上に固定した三次元荷重測定装置を開発し,1名の被験者に生体内応用した.また,CT写真により被験者顎顔面領域を三次元構築し,顎顔面座標系において三次元的に解析するシステムを開発した.同被験者の測定データについ三次元複合解析し,インプラント義歯の支台インプラント本数が,インプラントに加わる荷重に有意に影響を及ぼすこと,さらに支台インプラント数が多いほど咬合力が増える一方,個々のインプラントに加わる荷重は減少することを明らかにした.また,多くの場合インプラントに加わる荷重方向はインプラント長軸に一致しなかった. また,義歯粘膜面に加わる圧力の多点同時測定を行うために,シート型触覚センサを義歯粘膜面に貼付して,生体内にて床下圧力分布をリアルタイム測定する手法を確立した.
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Research Products
(5 results)