2007 Fiscal Year Annual Research Report
細胞移植を用いない新規骨再生インプラントの戦略的研究
Project/Area Number |
19390509
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高戸 毅 The University of Tokyo, 医学部附属病院, 教授 (90171454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近津 大地 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30343122)
小笠原 徹 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20359623)
西山 伸宏 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (10372385)
鄭 雄一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30345053)
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Keywords | 骨再生インプラント / 三次元造形法 / 骨分化シグナル / siRNA / ナノ送達システム |
Research Abstract |
1.非幹細胞における骨形成シグナルの最適化とその分子メカニズムの解析 スククーニングシヌテムの構築:骨芽細胞特異的に発現するI型コラーゲン遺伝子プロモーター断片の下流にクラゲの発光蛋白(GFP)を付けたトランスジーン(CollalGFP)をもつ動物から細胞を採取,分離した。また,さまざまな細胞株にCollalGFPレトロウイルスを感染させ,ネオマイシン選択して細胞株を樹立した。 遺伝子のスクリーニング:代表的な骨形成にかかわるシグナルであるBMP,Hh,Wnt,Runx2,IGF,Osx等を刺激あるいは抑制する因子を発現するアデノウイルスの組合せを網羅的に検討した結果,分化を誘導するcaALK6+Runx2が最小の組合せであった。 siRNAのスクリーニング:これまで報告されているBMPのインヒビターやRunx2のインヒビター遺伝子に対するsiRNAを設計し,発現ベクターを構築した。 2.ナノ送達システムを用いた遺伝子,核酸,薬剤のインビボ導入法の確立 PEG-ポリカチオンブロック共重合体(PEG-DET)をα-TCP と混合して,インビトロでのミセルの徐放性とプラスミド導入効率を評価し,導入条件を最適化した。 3.自在に内部構造を制御し,物質を立体的に配置できる三次元造形法の開発 インクジェット式積層造形装置Z4063DPrinter(DICO社製)にて,CTデータより編集した骨欠損部3次元形状と一致した人工骨を作製に成功した。
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