2009 Fiscal Year Annual Research Report
教育-臨床への移行を支える精神科看護技術教育のモデル開発に関する研究
Project/Area Number |
19390549
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
野嶋 佐由美 Kochi Women's University, 看護学部, 教授 (00172792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畦地 博子 高知女子大学, 看護学部, 教授 (80264985)
田井 雅子 高知女子大学, 看護学部, 准教授 (50381413)
冨川 順子 高知女子大学, 看護学部, 助教 (90433010)
中平 洋子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 講師 (70270056)
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Keywords | 精神科看護 / 精神科看護技術 / 新人教育 / 移行教育 |
Research Abstract |
精神科新人看護師に対する教育プログラムを作成した。教育プログラムは4部からなり、それぞれの教育目標は、(1) 看護専門職者として必要な基本姿勢と態度を身につける。(2) 精神科で必要な看護援助技術の習得ができる、(3) 知識と現象をつなげて、個別ケースを理解し、看護を展開することかでさる、(4) 組織に慣れてチーム医療に参加できるを掲げた。精神科看護技術については、(1) 精神看護を展開していくうえで、基本的な知識として、疾患とその経過、及びそれぞれのステージで必要なケアを学ぶとともに、入院中の患者が受けている治療を理解し、治療効果を高めるための看護ケアについて再碓認する。(2) 精神障がし者の生活を理解し、セルフケアを支援していくために必要な知識としてセルフケア理論を学習し、確認するとともに、精神障がい者がしばしば抱える日常生活行動とその支援万法について学ぶ。(3) 患者の精神状態をアセスメントする方法を理解し、代表的な精神症状を有する患者への基本的な関わり方を学ぶ。(4) 安全なケアを提供するうえで必要なリスクマネジメンと方法について学ぶをことができる教育プログラム内容を定めた。 教育方法としては、各部ごとに、コンピテンシーの基盤となる精神看護ケアに必要な教育内容を抽出し、提示した。各部では、【I】 に達成課題を提示し、【II】 にそれらの課題を達成するための講義目標および講義内容、演習内容を挙げ、その詳細を講義などで活用できるようパワーポイントで示した。新人教育を担当する看護師は、達成課題や講義内容およびパワーポイントなどの資料を参考にして、それぞれの施設の看護理念、患者特性、看護特性、新人看護師の背景を考慮しながら、実情に合わせて展開することができるように工夫をしている。また、参加型及びリフレクションを活用したプログラムとしたことも特徴である。
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Research Products
(1 results)