2007 Fiscal Year Annual Research Report
中高年男性にテーラーメイドで行う体操習慣支援が健康増進に与える効果の検証
Project/Area Number |
19390569
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
神崎 初美 University of Hyogo, 地域ケア開発研究所, 准教授 (80295774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片山 貴文 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (60268068)
神原 咲子 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 講師 (90438268)
新井 香奈子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (00364050)
芦田 信之 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (50184164)
坂上 元祥 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 教授 (20283913)
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Keywords | 体操療法 / 行動変容 / 中高年 / 健康増進 / メタボリックシンドローム |
Research Abstract |
H19年度は、中高年が在宅で体操習慣を継続できるよう、地域ケア開発研究所にて毎旦第一金曜日のタ方に「中高年のための体操習慣支援」を実施し、六ヶ月間の個別相談や体操療法指導を行い評価する予備調査を行った。研究スタイルは準実験的介入研究とし、使用した行動変容概念はトランスセオリティカルモデル(TTM)(Prochaska & DiClemente,1983)である。対象者は、明石キャンパス付近の四つの町の住居合計1000戸にチラシ配布による募集をし参加応募のあった24名で、体操禁忌チェツクリストに従い適応を審査したあとに対象とした。平均年齢は58才男14人女10人でこのうち男性9人を分析の対象とした。 プログラム実施による変化については、導入前・3ヶ月・6ヶ月と1年で身体計測・行動変容評価を実施し、質的評価として面接内容を分析している。身体的変化の評価は動脈硬化度・骨密度・体成分組織分析・万歩計による歩数・体重変化の指標を利用している。行動変容は、運動に関するレディネス・運動セルフエフィカシー尺度・運動に関するレディネスのプロセス評価・運動に関する意志バランスをそれ心理測定尺度で測定している。 結果と考察:6ヶ月を経過したがストレッチや歩数の自己記録率から参加者の運動習慣はほぼ確立でき、結果として内臓脂肪や体脂肪などの数値は9人中8人で減少していた。質問級や面接によリ、仕事が忙しい中で同年代で同じような健康不安を持つもの同士の連帯感が継続につながった事がわかった。 また働く男性が運動を継続するためには家族、職場を含む社会的支援の重要性が示唆された。 退職直前に具体的な運動方法の指導を行うことによろて、退職後の急な生活習慣の変化の中に運動習慣を取り入れることができた。退職後の生活習慣相談を行うことの有効性が示唆された。 現在、対象となる中高年男性者が短時間に回答するだけで問題を抽出できる質問紙を作成中で、会社等に対して実施できるフォーマティブリサーチを準備中である。
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Research Products
(7 results)