2007 Fiscal Year Annual Research Report
諸外国における情報倫理教育の調査研究-国際化教材開発のために
Project/Area Number |
19402001
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
中村 純 Hiroshima University, 情報メディア教育研究センター, 教授 (30130876)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 恒夫 独立行政法人メディア教育開発センター, 教授 (70182540)
岡部 成玄 北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (70169134)
深田 昭三 愛媛大学, 教育学部, 教授 (50228863)
山之上 卓 鹿児島大学, 学術情報基盤センター, 教授 (00191370)
村田 育也 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (80322866)
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Keywords | 情報倫理 / 情報セキュリティ / 教材の国際化 / 多言語化教材 / ビデオ教材 |
Research Abstract |
メール、ウェブブラウジングのみならず、オークション、SNSなどネットワークは学生たちの生活に欠くことのできないものとなっている。一方近年フィッシングや情報漏えいの危険性、著作権の問題など、学生が身につけておかなければならない事項は増大している。 このような情報倫理・情報セキュリティ教育のための大学での教材として、我々は情報倫理ビデオを開発してきており今年度第3版が完成した。ここではセキュリティポリシー・無線LAN・引用・公開鍵暗号・ネットホリックなどの最新の問題を取り込んだ。 この開発と平行して、情報倫理ビデオの多言語化に取り組んでいる。これは次の3点の作業を進めるための材料とするためである。(1)情報倫理教育の国際比較のデータがほとんど無いので、諸外国における現状を調査をする際に、本教材を視聴してもらうことで問題点の共通性・非共通性が明らかになること、(2)国内の大学に在学する留学生のための教材の開発テストになること、(3)将来の国際共同開発の基礎資料を作ること これまでに、フラッシュによる汎用的な字幕付け法を開発し、1クリップに対し、日本語・英語・中国語・韓国語・ドイツ語の字幕を開発した。またこれと平行して、通常のビデオ編集ソフトによる英語字幕を製作し、その比較を行った。フラッシュによるものは、文字とその背景の修飾に制限はあるが、日本語でタイムポイントを設定し、UTFコードで記載すればどの言語でも直ちに表示できるという優位性があることがわかった。予備的な調査として、作成した字幕ビデオをオーストリアの大学教員に視聴してもらい、その有効性の検討を行っている。
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Research Products
(1 results)