2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19405030
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
林 隆久 Kyoto University, 生存圏研究所, 准教授 (70231529)
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Keywords | 環境政策 / 環境調和型農林水産 / 植物 / 森林工学 / バイオテクノロジー |
Research Abstract |
1) インドネシア科学院では、ポプラセルラーゼとキシログルカナーゼを発現するアカシア及びファルカータの作出を行っている。昨年、ポプラセルラーゼを発現するファルカータの作出に成功した。現在、インドネシアでは、組換え樹木の野外試験は認められていないため、多くの植林会社がその推移を見守っている。昨年、林業省が組換え樹木の調査を行い、そのひとつとしてインドネシア科学院の組換えファルカータが認証された。現在はまだ栽培試験中であるが、この組換え樹木はP1レベルの特定網室の中で環境評価試験されつつある。現在、キシログルカナーゼ(AaXEG)、キシラナーゼ(HvXyl)及びポリガラクチュロナーゼ(PaGalA)を構成発現するファルカータが作出されつつある。 2) 遺伝子流動を制御するには、ランドスケープレベルでの組換え林分の管理が有効と考えられるが、どのような場所で、どの程度の面積を、そのように配置するのかといった点を明らかにするには、今後の研究を待たなければならない。また、どの様な場所における、どの程度の変化なら社会的に受け入れられるのかについては、多くのデータを示して、コンセンサスを得ることが不可欠であり、集中的な研究が望まれる。組換え樹木の野外展開においては、その特有の生態系機能などから、組換え農作物の場合とは異なった観点からのリスク評価が求められる。 1) インドネシア科学院では、ポプラセルラーゼとキシログルカナーゼを発現するアカシア及びファルカータの作出を行っている。昨年、ポプラセルラーゼを発現するファルカータの作出に成功した。現在、インドネシアでは、組換え樹木の野外試験は認められていないため、多くの植林会社がその推移を見守っている。昨年、林業省が組換え樹木の調査を行い、そのひとつとしてインドネシア科学院の組換えファルカータが認証された。現在はまだ栽培試験中であるが、この組換え樹木はP1レベルの特定網室の中で環境評価試験されつつある。現在、キシログルカナーゼ(AaXEG)、キシラナーゼ(HvXyl)及びポリガラクチュロナーゼ(PaGalA)を構成発現するファルカータが作出されつつある。
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