2008 Fiscal Year Annual Research Report
超薄膜磁界センサを用いたモーションキャプチャーシステムによる嚥下時喉頭機能の解析
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19500437
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
狩野 充浩 Tohoku University, 大学院・歯学研究科, 大学院非常勤講師 (10419236)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 良央 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (30302152)
金高 弘恭 東北大学, 大学院・医工学研究科, 准教授 (50292222)
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Keywords | 解析、評価 / 生体物理 / リハビリテーション |
Research Abstract |
・マーカの実験動物の生体内への埋入と予備実験データの採取 モーションキャプチャシステムのマーカを舌骨や喉頭蓋等につける前に生体内に埋入した時の為害性や腐食の有無、データの採取に問題がないかを確認する必要がある。そのため、実験動物の生体内にマーカを埋入し、データの採取に問題がないかどうかを確認するための予備実験を行った。実験動物にはウサギ(日本白色家兎、メス、体重3.35kg)を使用し、データ採取の前に手術を行ってウサギの右足の大腿部と下腿部の前外側皮下にマーカを1つずつ埋入した。約2週間創部の治癒を待ってからモーションキャプチャシステムを使用して実際にデータの採取を行った。実験の際にはウサギの耳介の静脈を確保し、ネンブタールを用いて反射が消失しない程度の浅い麻酔を行ない発砲スチロール製の固定台にゴムバンドで固定して実験データの採取を行った。その結果特に大きな問題はみとめられなかった。データを採取後皮下に埋入したマーカを切開して取り出したが2週間では特に目立った腐食等はみられなかった。また次年度には、マーカ埋入場所の周囲組織を切除し通法に従ってパラフィン包埋を行って組織切片を作成し、周囲組織の反応を分析する予定である。 ・高齢実験動物の飼育の継続 嚥下時の喉頭機能の解析の中では正常な頭位における嚥下の基礎データの収集に続いて喉頭蓋軟骨の石灰化等の加齢を含めた病的変化の影響についても検討を行なう。その際には長期間飼育した高齢動物を使用する必要があるため19年度から継続して高齢動物の飼育を行った。
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