2007 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者在宅運動指導と遠隔リハビリのための動画像簡易計測システムの開発と運用
Project/Area Number |
19500598
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Research Institution | Senri Kinran University |
Principal Investigator |
東 照正 Senri Kinran University, 看護学部・設置準備室, 教授 (80116087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芦田 信之 甲子園大学, 現代経営学部, 教授 (50184164)
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Keywords | ビデオ動画 / 遠隔リハビリ / 高齢者在宅運動指導 / 出前運動教室 / 運動の家庭教師 / 動画像編集ソフト / 関節可動域計測 |
Research Abstract |
ビデオ動画から関節可動域などの数値や体力測定の数値、計測時間などを撮影後に計測できれば、体力の向上やリハビリの成果の評価にも有効な手段となり得る。また、動画通信による遠隔リハビリにおいて利用すれば、自宅でのリハビリ効果判定にも有用である。 本年度は、送信されてきた動画像から任意の静止画を抽出して各種計測を行うソフトの開発と、実際の高齢者在宅運動指導の現場での試用を行なった。 高齢者在宅運動指導の現場でのデータ収集のために、「出前運動教室(運動の家庭教師)」を行なった。健康運動士による筋力トレーニングと柔軟運動を中心とした健康増進プログラム10〜20名の「非健康・非介護グループ」中高年者に実施した。携帯電話、テレビ電話、簡易ビデオカメラで動画記録し、付帯的身体情報を取得した。 一方、動画像編集ソフト(主な機能:動画像からの任意フレームの静止画像抽出、抽出された複数枚の静止画像の合成および画像処理、静止画像での人体計測機能、得られた時間、距離、角度などの測定値をオリジナルの動画像と対応させて保存、測定ポイント指定後の最適静止画像選択と関節可動域角度計算の自動化)を開発した。これを身体数箇所の関節可動域計測へ適用して、運用の妥当性を検討したところ、良好な結果を得た。
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