2009 Fiscal Year Annual Research Report
バントゥ諸語における動詞派生形の形態・統語論比較研究
Project/Area Number |
19520343
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小森 淳子 Osaka University, 世界言語研究センター, 准教授 (10376824)
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Keywords | 言語学 / バントゥ諸語 / 形態論 / 動詞派生形 |
Research Abstract |
本研究の目的は、バントゥ諸語の動詞の派生形の形態・統語論について、広く個別の言語の事象をみて比較検討し、バントゥ諸語の形態・統語論の概説をまとめることである。個別の研究者がそれぞれに言語調査を行い、個別の関心にそって言語記述をおこなうことを土台とするが、さらに若手バントゥ語研究者/アフリカ言語研究者を連携研究者・研究協力者にむかえ、研究会をもってそれぞれの研究の進捗状況を発表し合うことを目的としている。それは、バントゥ語の形態・統語についての共通理解を促し、新たな問題を認識し、日本のバントゥ語研究全体の見識を高めることにつながると考えるためである。 本年度は、この研究費でもって連携研究者、研究協力者を招き、2009年5月9日に大阪市のキャンパスポート大阪(ルームF)にて研究会をもち、研究協力者である折田奈甫氏(神戸松蔭女学院大学大学院博士後期課程)が「エヴェ語のロゴフォリシティー(話者主体指示性)の統語的意味的性質について」と題してメインの研究発表をおこなった。そして、連携研究者と研究協力者がそれぞれ調査・研究している言語についてデータを持ち寄って報告し合い、バントゥ諸語の動詞派生形について個別的な特徴と普遍性について考察、議論した。連携研究者、研究協力者はそれぞれの成果を海外の学会などで発表し、本研究によって得られた成果の公表に努めた。特に、本報告書11.にあげる連携研究者の竹村景子氏との共著論文や、同じく連携研究者の米田信子氏の2本の論文をその成果としてあげることができる。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article]2009
Author(s)
小森淳子
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Journal Title
アフリカのことばと社会-多言語状況を生きるということ(梶茂樹・砂野幸稔編)(三元社)
Pages: 385-418
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