2007 Fiscal Year Annual Research Report
初対面コミュニケーションにおける話題管理スキーマに関する日米中韓対照研究
Project/Area Number |
19520458
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三牧 陽子 Osaka University, 留学生センター, 教授 (30239339)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
難波 康治 大阪大学, 留学生センター, 准教授 (30198402)
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Keywords | 初対面会話 / 話題管理スキーマ / 話題選択 / 話題の展開 / 談話分析 |
Research Abstract |
プロジェクトの初年度に当たるため、まず対象となる言語文化社会において共通の枠組みとなるよう実施計画を検討、決定した後に、日本語母語話者間および中国語母語話者間の初対面会話データを収集した。 1詳細な実施計画 収集する初対面会話参加者の属性・性別・参加者数・組み合わせ等について、詳細な計画を検討の上決定した。 ・会話参加者の属性等:25〜35歳の常勤の職に就いている社会人 ・参加者数と組み合わせ:言語ごとに男女各14名ずつ計28名。同性で年齢の近い参加者2名を組み合わせる。 ・会話収録に関する詳細な実施手順の決定、手順書を作成した。 ・初対面会話収録直後に参加者に対し実施するインタビューとアンケート項目(日本語・中国語)を作成した。 2初対面会話調査の実施 次の2種類の会話資料を、それぞれ日本(大阪)および中国(北京)において収集した。 また、参考資料として同条件で中国語(台湾)データも加えることとし、収集、文字化した。 ・初対面会話資料:初対面の各言語母語話者同性同士の15分間の自由会話言語ごとに、社会人28名を14ペアに組み合わせ(女性同士7ペア、男性同士7ペア)、録画・録音した。 ・意識調査資料(アンケートに記載後、半構造化形式によるインタビュー):会話収録直後に母語にて実施した。 3会話資料の文字化 収集した会話資料は、一定の文字化の原則に基づき忠実に文字化した。中国語会話は、さらに日本語に翻訳した。
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