2009 Fiscal Year Annual Research Report
『エッセイ・ライティング用e-learning教材+学習者間評価システム』の構築
Project/Area Number |
19520503
|
Research Institution | Dokkyo University |
Principal Investigator |
清水 由理子 Dokkyo University, 外国語学部, 教授 (80049626)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井川 美代子 (安井 美代子) 獨協大学, 外国語学部, 教授 (90212729)
藤澤 伸介 跡見学園女子大学, 文学部, 教授 (30118509)
杉森 直樹 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (40216338)
合田 美子 大手前大学, 現代社会学部, 准教授 (00433706)
羽山 惠 獨協大学, 外国語学部, 專任講師 (60409555)
|
Keywords | 英語教育 / E-learning / エッセイ・ライティング / 学習者間評価 / フィードバック / 学習者コーパス |
Research Abstract |
本研究は,E-learningによる第二言語(英語)エッセイ・ライティング学習および指導が引き起こすであろう,a)作業のマンネリ化,b)それによる学習者の動機の低下,c)動機の低下による学習の不効率,d)教員が介入した場合の負担の増加といった諸問題の解決に挑むものである。その方法として,英語エッセイに対する学習者間フィードバックをオンライン上で行うことのできる,新しいE-learningシステム存構築することを試みた。平成21年度の成果は以下の通りである。 1. 授業実践を通し収集した平成20年度データを学習者コーパス化し,英語習熟度の異なる学習者間の英語エッセイに見られる特徴の特定を試みた(研究成果参照)。 2. 過年度同様に授業実践を通し,本年度は大学生およそ500名にE-learningによるエッセイ・ライティング課題を課し,データ収集を行った。収集したデータには品詞(POS)タグおよび意味(semantic)タグを付与した。 3. 過年度試行してきた学習者間フィードバックを行うシステムを完成させ,本研究の第一の目的を達成した。システムはMoodleに搭載し,ユーザーフレンドリーの形式を取っている。 上記のとおり,本研究は当初の研究目的として挙げていた1)学習者間フィードバックを行うE-learningシステムの開発とその実行,2)それにより収集したデータの学習者コーパス化とその分析を概ね達成することができた。しかし,システム開発に予定以上の長時間を要し,学習者間フィードバックを行った末の英語エッセイの十分な量の収集と分析までには至らなかった。この点を今後の継続課題とし,開発したシステムの効果検証を行っていきたいと考える。
|
Research Products
(5 results)