2008 Fiscal Year Annual Research Report
アクションリサーチによる継続的な教員研修の実態調査ー個人実践からカリキュラム改革
Project/Area Number |
19520524
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Research Institution | Nagoya University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
佐藤 一嘉 Nagoya University of Foreign Studies, 外国語学部, 教授 (40329868)
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Keywords | 教員研修 / アクションリサーチ / カリキュラム改革 / 英語指導力 / 学校改革 |
Research Abstract |
1.文献研究:日本及び諸外国の外国語教師によるアクション・リサーチの先行研究の調査を実施した。 2.海外調査:オーストラリアのクイーンズランド大学および、マクオーリー大学で文献研究をした。また、助言者であるBurns教授(マクオーリー大学)から貴重なアドバイスを頂いた(8月10日-8月19日)。 3.国内調査:5月にオリエンテーション合宿を行い、アクション・リサーチに継続的に参加できる教員に調査を依頼した(15名)。初めに、Liglltbown & Spada (2006)の“Popular opinions about language learning and teaclling"を使い、対象者が外国語学習についてどのように考えているのかアンケート調査をした。アクション・リサーチのテーマ設定、問題解決の対策についてアドバイスをして、対象教員に具体的なレッスンプランを作成するよう依頼した。対象教員はレッスンプランに基づいて授業実践をし、毎月実践報告を行った。そして、毎月開催されるワークショップで得た新しいアイデアや実践報告についての専門的アドバイスを基に、さらにレッスンプランを改良し、次の実践報告を行った。8月に中間発表、そして、3月に最終発表を行った。毎月の実践報告は研究者がデジタルDVDカメラで撮影した。また、対象者の実践報告をファイルに保管し、気がついた事をフィールドノートに記録した。年度の最後にアンケート調査を再度行い、インタビュー調査を実施した。インタビュー調査の内容は、アクション・リサーチの効果、授業における問題点、カリキュラム改革への影響、その他の課題などである。インタビューは、ICレコーダーに録音した。 4,成果発表:1年目の調査結果をまとめ、海外では、9月にドイツ、エッセンで開催されるAILA(国際応用言語学研修集会)で発表した。また、国内では、11月にJALT(全国語学教育学会)でアクション・リサーチのシンポジウムを2つ開催した。
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