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2007 Fiscal Year Annual Research Report

古墳時代中期における対外交渉の特質と地域圏の形成・展開過程

Research Project

Project/Area Number 19520666
Research InstitutionNara National Museum

Principal Investigator

吉澤 悟  Nara National Museum, 学芸部, 教育室長 (50393369)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岩戸 晶子  奈良国立博物館, 学芸部, 研究員 (50359444)
魚津 知克  大手前大学, 史学研究所, 職員 (70399129)
Keywords対外交流 / 5世紀 / 五条猫塚古墳 / 武器・武具
Research Abstract

本研究は、日本の国家形成期における対外交流の実態を、渡来系文物の検討を通じて把握しようとするものである。検討の対象とした奈良県五条猫塚古墳は、蒙古鉢形冑をはじめとする渡来系要素の濃い副葬品の出土で有名な五世紀の古墳である。19年度は、この古墳から出土した鉄製武器・武具類を中心に実測図作成とX線写真撮影を進め、検討のための基礎資料確保に努めた。作業にあたっては、甲冑や鉄製武器・武具、農工具、埴輪などそれぞれの遺物を専門的に研究している研究分担者、研究協力者の力を借りて整理を進めると同時に、遺物の性格に関する議論を重ねてきた。錆に覆われた鉄製品の現況から、これまで別の器物と誤認されていた遺物を新たに見直すことができ、五条猫塚古墳の性格を検討する上で貴重な情報を蓄積することができた。また、当資料は韓国の研究者も高い関心をもっており、実物を前に意見交換をすることができた。実績数としては、実測図作成数456枚、X線撮影数214枚、小討論会2回を行い、次年度の研究への備えとした。ただし、19年度内だけではこの基礎的な作業をすべて終わりにすることはできなかった。次年度これを継統させながら、その性格を分析し、さらに他遺跡や周辺環境との関連などを検討して行く方針である。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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