2008 Fiscal Year Final Research Report
Study on Promoting Amicable Adjustment of Consumer Disputes : From the Perspective of the Asia Pacific Region
Project/Area Number |
19530076
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Civil law
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
YAMASHITA Rieko Toyo University, 法学部, 教授 (00246779)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
PROFESSOR L 英国ロンドン大学, クィーンマリー校, 教授
DR. Su Jyong-Il 大韓商事, 仲裁院, 部長
KIM Kap-You 韓国弁護士
PROFESSOR Kim Show-Hwa 韓国ソウル国際大学教授, KOCIA会長
PROFESSOR L.Barlington 香港中文大学
GARY Soo 香港弁護士HKIAC事務, 総長
MICHEL Hwang シンガポール最高裁判所上級弁護士SC, ICC仲裁裁判所副所長
SIMON Davis オーストラリア弁護士、AFIA共同会長
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | 紛争処理法制 |
Research Abstract |
本研究は、消費者を一方当事者とする紛争の「調整的解決」(裁判、仲裁の裁定型に対して、調停等による紛争処理を指して広義に用いる。いわゆる裁判外紛争処理(民間型ADR)のみならず、我が国において伝統的な手法である裁判所付設民事調停(司法型)、建設工事紛争審査会等(行政型)を包含する。)をいかに促進するか、について日本とアジア・太平洋地域の運用実態の聞き取り調査と問題点の比較分析を、大型国際商事仲裁モデルと対比しながら行った。 比較対象国において、各種の紛争解決方法に期待される役割や機能分担が異なること、それぞれの背景の下で「調停」促進が現代的課題となっている動向が裏付けられた。研究対象の2年間は日本では、「民間型ADR」や消費者行政(消費者庁設立)の制度整備途上の時期にあたり、新しい制度下での実態面の詳細調査(利用者側)は今後の調査を俟つ必要があるが、本研究からとくに手続主催者の養成(養成の仕組み、および資格(検定制度導入への賛否))、国際的な手続ルールの動向(とくに調停人等の選任)について、有益な示唆が得られた。
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Research Products
(3 results)