2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19530156
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
末松 俊明 University of Shizuoka, 経営情報学部, 准教授 (80216275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大平 純彦 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (20194285)
戸田 学 早稲田大学, 社会科学部, 教授 (30217509)
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Keywords | 協力ゲーム / 費用分担問題 / 提携構造 / 環境問題 |
Research Abstract |
本年度における主要な研究成果は、次の2つである。 1.「最適構造決定法」の定式化 協力ゲームにおいて解決すべき問題のひとつは、どのような提携を組むことが全体にとって望ましいかという最適な提携構造決定の問題である。前年度に引き続き、この提携構造決定の問題の定式化を行い、提携構造決定法の性質を検討をおこなった。特に、全提携値総和最大化法および最大コア指標最小化法を特徴づける性質を調べた。これらの解を特徴づける十分条件を求めるのは、次年度の課題である。 2.極小平衡な提携集合を求めるプログラム作成 前年度に引き続き、極小平衡な提携集合を求めるプログラム作成作業をおこない、プログラムの完成をめざした。現在、最大コア指標最小法のプログラムなしには、実証分析の実行は困難で、与えられたプレーヤーの集合に対して極小平衡な提携集合をすべて求めることが必要になる。本年度は、前年度完成した極小平衡な提携集合をすべて求めるプログラムの改良を試みた。このプログラムよって実証分析が可能になったので、この成果の意義は大きいと考えている。 3,環境問題への応用 協力ゲームの環境問題への応用を試みた。国あるいは自治体をプレーヤーとする提携型ゲームを考え提携値を適切に定義することによって環境問題の分析をおこなった。によって環境問題の分析をおこなった。この結果は、『経営と情報』21巻に「環境問題のゲーム論的分析」のタイトルで論文としてまとめられている。
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Research Products
(1 results)