2008 Fiscal Year Annual Research Report
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19530163
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| Research Institution | Doshisha University |
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Principal Investigator |
宮澤 和俊 Doshisha University, 経済学部, 准教授 (00329749)
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| Keywords | 経済成長 / 所得分配 / 少子高齢化 |
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| Research Abstract |
"Does population aging promote economic growth?"をライフリスク研究センター(同志社大学)のディスカッションペーパーとして公刊した(近刊).人口高齢化が経済成長や経済厚生にどのような影響を与えるのかは世代間の私的移転の自由度に依存する.本論文の貢献の1つは,遺産の非負制約を陽表的にモデルに導入し解析的に分析している点である.人口高齢化は生前贈与としての子どもへの教育に対しては中立的である.しかし,遺産の非負制約のもとでは物的資本への過剰投資が生ずる可能性がある.このとき,高齢化により経済成長率は上昇するが,消費水準および消費配分の歪みにより経済厚生は低下する.解決策の1つは,賦課方式年金などの世代間移転政策をおこない,非負制約を緩和することである.
国内の研究会において
"Sustainability of public pensions and the Golden rule"
"Does population aging promote economic growth?"
を報告した(12月,3月).改定作業を進め,投稿準備中である.
国際財政学会に参加し,研究交流を深めた(マーストリヒト,8月).
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