2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19530536
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Research Institution | Osaka University of Human Sciences |
Principal Investigator |
中井 久子 Osaka University of Human Sciences, 人間科学部, 教授 (50411723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 由美子 羽衣国際大学, 人間生活学部, 准教授 (90411735)
CARLOS M.R.D. 龍谷大学, 国際文化学部, 准教授 (90335414)
中村 亜紀 羽衣国際大学, 人間生活学部, 講師 (10411737)
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Keywords | 外国人介護労働者 / 在日フィリピン人介護士 / 外国人介護士教育支援 / 記録の標準化 / 経済連携協定 / 異文化コミュニケーション / 外国人との協働 / 介護の質 |
Research Abstract |
1.2007年7月シンポジウム「フィリピン人介護士受け入れ戦略-アメリカ、シンガポールからの教訓」を開催。外国人受け入れに際し、国及び施設はどのような準備が必要かをすでに外国人介護士就労の実績があるアメリカ、シンガポールの現状から検討した。参加者は施設関係者、行政関係者、職能団体、研究者等で、関西始めての外国人介護士関連のシンポジウムとして有意義なものになった。現在報告書作成中。 2.2007年8月、フィリピン(マニラ、セブ)の看護大学、TESDA認定の介護学校(合計6ケ所)の学生に日本で就労することに関する意識調査を実施し、630名の学生が回答した。外国人介護士候補生の生の声として貴重なデータであり、現在分析、考察を行っている。報告書を作成予定。 3.2008年3月、フィリピン大学(マニラ、セブ)において、"Philippines-Japan Canference in Manila,Cebu"に参加し、昨年8月の調査結果一部と在日フィリピン人介護士の現状について発表。研究者、政府関係者、看護師職能団体等がEPAの受け入れ要件等について討議した。 今後の研究 1.前年度の研究の報告書を作成する。 2.在日フィリピン人介護士、職場責任者の聞き取り調査を実施。また数量調査を、研究対象を同一にする高畑幸(広島国際学院大学)が代表をつとめる科研費助成研究(課題番号50382007)との共同研究で実施し、両調査から日本の施設で働く課題と協働の問題点、受け入れ施設の課題等を抽出する。 3.上記研究結果や介護現場の新人、現任者研修プログラムを参考資料にして、外国人介護士教育プログラムの枠組みを検討する。
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Research Products
(2 results)