2008 Fiscal Year Annual Research Report
教員養成カリキュラム開発のための授業力育成に関する基礎研究
Project/Area Number |
19530790
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
高木 幸子 Niigata University, 人文社会・教育科学系, 准教授 (70377175)
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Keywords | 授業力 / 教員養成 / カリキュラム |
Research Abstract |
本研究は、教育法プログラムによる模擬授業や研究教育実習等で児童生徒への授業を経験した学生が、教員採用後、授業の構想・実践をどのように行っているのか、また、改善しているのか等を追跡し、養成段階で押さえるべき内容を検討するための基礎資料を得ることを目的としている。研究の2年目である平成20度は、以下の4点について研究を行った。 1. 教員の授業記録及び授業に対する聞き取り 卒業2年目となる教員2名 (長野県・神奈川県小学校教員) 及び卒業3年目となる教員1名 (新潟県小学校教員) について授業観察及びビデオ記録を行った (2008年7月14日、7月17日、9月25日実施) 。その際、授業運営や児童との関わりに関する聞き取りを行った。 2. 学生時代の授業の視聴と聞き取り 上記3名に対して、自身の授業を振り返り、自己評価・省察を依頼した。その結果、1名については、児童対応の的確さで違いが認められた。 3. 卒業後の授業実践や職務への意識に関する調査 卒業生12名に対して、勤務校での職務の状況や意識について調査を依頼した。その結果、8名から日々の実践に関する回答が寄せられた。今後も同様の調査を依頼し、記述内容の変容を分析する。 4. 教員及び学生の授業の発話データの分析 11本の授業 (3年次の教育実習8本、卒業後の勤務校での授業3本) について、授業時の発話を文字データとして作成し、教師の発言を7つに、児童生徒の発言を6つに分類した。さらに、授業力がすぐれている小学校教員3名の授業についても参考データとして同様に分析した。今後も、収集するデータの分析を行い、養成段階の授業との比較を進める。
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Research Products
(2 results)