2007 Fiscal Year Annual Research Report
イーラーニングシステムを利用した発達障害児をもつ親支援プログラムの効果
Project/Area Number |
19530869
|
Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
井上 雅彦 Hyogo University of Teacher Education, 学校教育研究科, 准教授 (20252819)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 和義 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (23689738)
|
Keywords | 発達障害 / eラーニング / ペアレントトレーニング / 応用行動分析 |
Research Abstract |
ペアレントトレーニングに関するeラーニングについて、行動理解、適切なかかわり方、行動変容法の基礎原理等のコンテンツを作成した。本研究の主旨を理解し、参加を希望した親20名が本プログラムに参加した。その結果、精神健康度GHQ得点の改善、行動変容法の知識(KBPAC)得点の上昇などの効果が確認された。これらの成果はeラーニング以外のペアレントトレーニングの先行研究とトレーニングの結果と比較しても同程度の効果を示しており、本研究によってeラーニングによる親支援プログラム発展可能性が示唆されたといえる。 eラーニングによる親支援プログラムは、女性の就業率の増加や発達障害支援の専門家不足や地域格差などを埋める手段として有効な支援手段の一つとしてさらなる研究開発が望まれる。今後、問題行動への対処法など応用的なプログラム開発を行っていく予定である。
|
Research Products
(3 results)