2009 Fiscal Year Annual Research Report
中高エネルギー中性ビームラインのための汎用広面積n/γモニタ検出器の開発
Project/Area Number |
19540259
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
吉田 浩司 Yamagata University, 基盤教育院, 准教授 (80241727)
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Keywords | サンドイッチ型検出器 / K_L^0ビームライン / γ線に対する応答 / 中性子線に対する応答 / n / γ分離 |
Research Abstract |
サンドイッチ型検出器に限らず、中間エネルギー領域における中性子への応答性能については、解明されていない事柄も多い。そこで、東北大学CYRICの単色中性子ビームラインおよびJ-PARCのKLビームラインにおいて実際にγ/nに対する応答を測定し、GEANT4シミュレーションと詳細な比較検討を行うこととした。 上記実験は、J-PARCのKLビームラインのテストを兼ねることとし、検出器には「鉛(4mm)/鉄(4mm)/プラスティック(3.7mm)」によるサンドイッチ型検出器Cerberusを用いた。以下の日程でビーム実験をおこなった。 東北大CYRIC:2009/06/16-18 J-PARC KL:2009/10/22-23,11/14-15,2010/01/27-28,02/01-03,02/15-21 以上の実験のうちJ-PARCのCore γ/n測定については2010年春の日本物理学会でその一部を発表した。測定されたデータに、高エネルギーμ粒子のMIPを使ってエネルギースケールを入れ、Front/Total ratioを求めてγ/n選別を行い、それぞれのエネルギー分布を求めた。現在、GEANT4シミュレーションの妥当性の評価や、検出器の時間性能を考慮に入れた応答性能の評価を継続しておこなっている。
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Research Products
(1 results)