2008 Fiscal Year Annual Research Report
高エネルギー宇宙ニュートリノ・電子の新しい観測・解析の為のN-K関数の適用と改良
Project/Area Number |
19540323
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Research Institution | Japan Aerospace Exploration Agency |
Principal Investigator |
西村 純 Japan Aerospace Exploration Agency, 宇宙科学研究本部, 名誉教授 (40013619)
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Keywords | 宇宙線 / 宇宙科学 / 応用数学 |
Research Abstract |
1.高エネルギー宇宙ニュートリノが南極の氷中で発生する荷電粒子によるチェレンコフ光の空間分布について、氷中の散乱効果をdiffusion近似でとりあつかった解析解を求めたが、この解について、モンテカルロの結果との比較を行い、よく一致すること確かめた。この結果、この解析解を用いて、Ice Cubeで散乱のある氷中の実験を精度よく行うこと出来る展望が得られた。 2.昨年7月にはCOSPAR(宇宙空間研究連盟)の国際研究集会が、カナダのモントリオールで行なわれたが、諸外国の関連研究者との討論の結果、いろいろな要望が出されたので、この研究で発展させた手法をもちいて、新しいシャワー理論の発展も試みた 3.上記理論の基礎となる部分については岡山商科大学の中塚氏と共同で研究を行い、その結果をPhys Revに発表した。
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Research Products
(1 results)