2007 Fiscal Year Annual Research Report
全反射陽電子による電子励起を利用した表面超構造の電子状態の研究
Project/Area Number |
19540349
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
河裾 厚男 Japan Atomic Energy Agency, 先端基礎研究センター, 研究主幹 (20354946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深谷 有喜 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 先端基礎研究センター, 研究員 (40370465)
橋本 美絵 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 先端基礎研究センター, 博士研究員
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Keywords | 陽電子 / 全反射 / 回折 / 表面 / 電子励起 / 表面プラズモン |
Research Abstract |
本研究課題では、エネルギー分析型反射高速陽電子回折(RHEPD)装置を完成させ、各種の表面超構造の全反射陽電子強度のエネルギー損失スペクトルから得られる電子励起過程を解明し、これより表面電子状態に関する知見を得る。平成19年度は円筒電極と一段グリッドから構成される障壁型のエネルギー分析機器を製作し、この特性評価を行った。その結果、円筒電極に印加する電圧を最適化することで、陽電子ビームのエネルギーが7〜10keVのときに、約5eVのエネルギー分解能が得られることを確認した。これにより、プラズモン励起過程の観
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Research Products
(5 results)