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2008 Fiscal Year Annual Research Report

半剛接柱梁接合部を有する中低層鋼構造建築骨組の耐震性能設計手法

Research Project

Project/Area Number 19560562
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

原田 幸博  Chiba University, 大学院・工学研究科, 教授 (10272791)

Keywords鋼構造 / 半剛接合部 / 耐震設計 / ボルト接合 / 柱梁接合部
Research Abstract

1.柱軸力が無補強柱梁接合部の力学挙動に及ぼす影響今年度は、柱軸力が無補強H形鋼柱-H形鋼梁接合部の力学挙動に及ぼす影響に関する実験的研究を実施した。具体的には、これまでの研究で実施してきた柱梁接合部局部引張実験について、さらに柱相当部に柱軸力に相当する圧縮力を作用させながら局部引張実験を実施した。柱相当部に与えた圧縮力の大きさは軸力比で約42%であり、強震時における高層建築架構に生じる最大の柱軸力に相当するレベルの圧縮力である。本実験の結果を詳しく分析して、高層鉄骨建築架構への無補強柱梁接合部の適用可能性を検証する予定である。
2.半剛接接合部の力学的挙動を評価するための有限要素解析による数値実験前年度・今年度の実験的研究や耐力評価式に関する解析的研究を補足するために、汎用有限要素解析プログラムを用いて半剛接接合部の力学的挙動を評価するための数値実験を実施した。数値実験では接合詳細におけるパラメータの感度を定量的に確認できるため、耐力評価式の妥当性検証には有効である。本研究課題で研究対象とする半剛接接合部の有限要素解析による力学挙動予測は、本研究グループによる実績がある。今年度の研究では、関連文献を精査し、既往の研究で使用した解析モデルの改良(収束性の向上、計算時間の短縮)に関する検討を主に行った。最終年度である次年度においては、改良された解析モデルを活用して網羅的な数値計算を実施して基礎データを蓄積し、無補強柱梁接合部を実務で本格的に活用する上で必要な接合部性能の算出手法を提示することを目指す。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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