2007 Fiscal Year Annual Research Report
分光反射特性を用いた水稲の高品質栽培管理技術支援法の開発
Project/Area Number |
19580296
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
石黒 悦爾 Kagoshima University, 農学部, 教授 (00041658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
箱山 晋 鹿児島大学, 農学部, 教授 (20091374)
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Keywords | リモートセンシング / 分光反射特性 / 水稲 / 一等米比率 / 分光画像 / 栽培管理技術の支援 / 気象要因 / トレーサビリティー |
Research Abstract |
現在、鹿児島県内の農家では一等米の占める比率が低下するなどの問題を抱えている。これらの原因の一部には、地球温暖化による気温の上昇、とりわけ最低気温の上昇が考えられ、肥培管理技術がこれに対応できていないことが考えられる。葉内の窒素含有量は分光反射特性により非破壊・広域に推定できることから、葉内の窒素含有量の変動に及ぼす土壌温度、日射量等の気象条件と各圃場における施肥量ならびに施肥時期との関係を明らかにすると、適切な肥培管理支援法が確立するものと考えられる。 鹿児島県北部のさつま町では有機米栽培等先進的な試みがなされているが、一等米の比率が低下している。気象環境変動に対応した高品質の水稲を栽培するため、(1)田植え時期・施肥量ならびに施肥時期等の栽培管理技術を構築するため、田植え時期・温度・日射量・栽培管理が異なる水田圃場を選定した。(2)研究分担者の箱山晋教授を中心として、選定した水田に地温計を設置し、1時間毎の地温の変化を測定する。さらに生育期間における生物物理量を測定し、これらの関係を検討した。(3)研究代表者の石黒を中心として、研究室の大学院生等の協力の下に、各圃場における水稲の分光反射率の測定ならびにビデオカメラに装着したバンドパスフィルターによる分光画像を撮影した。分光反射率の結果から、各圃場における水稲葉内成分の推定ならびに分光画像より圃場内の水稲葉内成分の分布画像を検討した。
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Research Products
(4 results)