2008 Fiscal Year Annual Research Report
多施設共同研究における新WH〇分類に基づいた急性骨髄性白血病の診断
Project/Area Number |
19590565
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
栗山 一孝 University of the Ryukyus, 医学部, 教授 (90128174)
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Keywords | 急性骨髄性白血病 / WHO分類 / 中央診断システム / 染色体異常 / 予後因子 |
Research Abstract |
連携研究者;長崎大学医学部歯学部附属病院講師・宮崎泰司・データマネジメントとデータ解析 長崎大学医学部歯学部附属病院助教・波多智子・形態診断と染色法精度管理 多施設共同研究グループであるJapan Adult Leukemia Study Group (JALSG)における急性骨髄性白血病(AML)の治療プロトコールであるAML-97に引き続きAML-201に登録され、形態診断セントラルレビューを受けた966例の形態学的診断(FAB分類)について最終的に連携研究者と見合わせを行い診断を確定した。AML-M0 38例(3.9%)、AML-M1 154例(15.9%)、AML-M2 442例(45.8%)、AML-M4 242例(AML-M4 with eosinophilia42例を含む)(25.0%)、AML-M5 57例(5.9%)、AML-M6 33例(3.4%)、AML-M7 2例(0.2%)、その他8例(0.8%)、診断不能例17例(1.7%)であった。また形態学的に多血球系に異形成を認める病型(AML with multilineage dysplasia)を230例(23.8%)に認めた。今後は、 JALSGデータセンターに各施設から送付されてきた臨床及び検査データが固定されるのを受けてWHO分類を行う予定である。またコホート研究(JALSG-CS-07)では、登録証例数617例に達し、これら症例の診断について施設からの依頼があれば診断レビューを行う予定である。
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Research Products
(11 results)