2007 Fiscal Year Annual Research Report
地域づくり型自殺対策における自己効力感とソーシャル・キャピタルの意義に関する研究
Project/Area Number |
19590620
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
山路 真佐子 Saitama Medical University, 保健医療学部, 講師 (70299882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本橋 豊 秋田大学, 医学部, 教授 (10174351)
金子 善博 秋田大学, 医学部, 准教授 (70344752)
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Keywords | 社会医学 / 自殺対策 / ソーシャル・キャピタル / 自己効力感 |
Research Abstract |
地域づくり型自殺予防対策における自己効力感と地域のソーシャル・キャピタルの意義を検証するための3年計画の1年目であり、以下のことを実施した。 1)地域及び対象者の決定 秋田県内において、研究実施に協力可能な地域を選定した結果、秋田県美郷町で調査を実施することになった。また、地域の状況に照らし合わせた結果、住民全員ではなく調査対象者を健康推進員及び連絡員に絞ることにした。 2)自己効力感とソーシャル・キャピタルの項目を含む質問紙の作成 質問紙の内容は、ソーシャル・キャピタル、自己効力感、ヘルスリテラシー、地域での取り組み・活動について、健康推進員・連絡員の活動について、の項目を含むものとした。 3)調査の実施 秋田県美郷町健康推進員・連絡員に対して平成20年3月から調査を実施した。調査に際して、書面を用いて研究の目的・方法などを説明し同意を得た上で実施することとした。3月19日、26日と健康推進員・連絡員が集まる場において、調査の説明を行い、調査票を配布した。その場に参加しなかった対象者に対しては、町の保健担当者から調査の説明、調査票の配布を行った。調査票の郵便での返送をもって調査の同意を得たとした。調査票の説明及び配布は現在も継続中であり、平成20年5月上旬頃には完了する予定である。 地域のソーシャル・キャピタルと自己効力感との関連が明らかになれば、地域づくり型自殺予防対策に活用できるものである。その点において、今回の調査は意義があり、重要である。
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