2009 Fiscal Year Annual Research Report
地域づくり型自殺対策における自己効力感とソーシャル・キャピタルの意義に関する研究
Project/Area Number |
19590620
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
山路 真佐子 Saitama Medical University, 保健医療学部, 講師 (70299882)
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Keywords | 社会医学 / 自殺対策 / ソーシャル・キャピタル / 自己効力感 |
Research Abstract |
地域づくり型自殺予防対策における自己効力感と地域のソーシャル・キャピタルの意義を検証するための3年計画の3年目であり、以下のことを実施した。 1) 平成19年度(健康教育前)及び平成20年度(健康教育後)に行った自己効力感とソーシャル・キャピタルの項目を含む質問紙調査の分析を前年度に引き続き行った。 2) 自己効力感の向上をめざして実施した健康教育の評価 自己効力感の向上をめざして平成20年度に実施した健康教育の評価を得るために、健康教育に参加した健康づくり推進員及び連絡員の中から協力を得られた方を対象として、健康教育の感想を主としたグループインタビューを平成21年8月に秋田県美郷町で行った。また、健康教育の実施に関して美郷町の保健師にもグループインタビューを行った。グループインタビューの分析の結果、健康教育の実施は健康教育参加者にとって意義があった。また、実施した町の保健師にとっても概ねよい印象であり、地域の自殺予防活動にとって健康教育は意義あるものであったと思われる。 3) 自己効力感とソーシャル・キャピタルの項目を含む質問紙調査の概要報告 調査に協力していただいた町の要望及び調査協力依頼時に概要報告する旨を対象者に説明していた為、質問紙調査の概要を中心とした報告会を平成21年12月に千畑・六郷・仙南の3地区で行った。
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