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2007 Fiscal Year Annual Research Report

インターロイキン10遺伝子導入血管内皮前駆細胞移値による移植肺機能不全の治療

Research Project

Project/Area Number 19591608
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

岡田 克典  Tohoku University, 病院, 講師 (90323104)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久保 裕司  東北大学, 病院, 助教 (20332504)
松村 輔二  東北大学, 加齢医学研究所, 准教授 (80281997)
佐渡 哲  東北大学, 病院, 助教 (20396485)
星川 康  東北大学, 病院, 助教 (90333814)
近藤 丘  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (10195901)
Keywords肺移植 / 虚血・再灌流傷害 / 細胞移植 / 血管内皮前駆細胞 / IL-10
Research Abstract

本研究の目的は,ラット肺移植モデルにおいて,同系ラットの骨髄から採取し培養によって誘導した血管内皮前駆細胞をレシピエントラットに静脈内投与(細胞移植)することで,肺血管内皮細胞の再生が促進され得るか,さらにこれが移植肺虚血・再灌流傷害の程度を軽減することができるかどうかを明らかにすることである.さらに,炎症抑制性サイトカインIL-10を血管内皮前駆細胞に遺伝子導入した後に細胞移植を行うことで,肺血管局所における炎症抑制が得られる否か,また,これが虚血・再灌流傷害の予防と治療の上で,細胞移植単独の場合と比べてさらなる上乗せ効果を期待できるか否かについても検討する予定である.
本年度は,まず,再現性のある虚血・再灌流傷害モデルを作成し得るか否かについて検討した.Lewラットを用い,ドナー肺の肺動脈から肺保存液(EP-TU液)を用いて灌流を行った後,心肺ブロックを摘出し,4℃で,0,6,24時間保存した後,左肺同所性同系移植を行った.移植後1時間で移植肺を摘出して,増加重量の測定ならびに組織学的検索を行った.その結果,保存時間が長くなるに従って増加重量すなわち肺水腫の程度が高度になることがわかった.また,組織学的にも,保存時間が長くなるに従って肺水腫,うっ血の所見が高度となることが判明した.次いで,Lewラットの大腿骨骨髄から細胞を吸引によって採取し,differential endothelial cell culture mediumで7日間培養し,血管内皮前駆細胞様細胞を得る実験を開始したが,免疫染色により血管内皮前駆細胞を同定するには未だ至っていない.今後,研究を継続していく予定である.

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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