• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2008 Fiscal Year Annual Research Report

卵巣癌の腫瘍幹細胞に発現する分子を標的にした新たな癌分子治療の確立に関する検討

Research Project

Project/Area Number 19591942
Research InstitutionDokkyo Medical University

Principal Investigator

安田 真一  Dokkyo Medical University, 医学部, 主任 (60133279)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 深澤 一雄  獨協医科大学, 医学部, 教授 (00189911)
Keywords腫瘍幹細胞 / 分子治療標的 / 新しい癌治療法 / ヒト卵巣癌
Research Abstract

腫瘍集団中に数パーセント、微少存在する腫瘍幹細胞(SP細胞)は本学に設置装置FACS Aria(BD社)では本体機能が弱いためヘキスト色素を用いる方法に対して使用できなかった。かなりの検討の後に本学の装置に適合できる新しい色素を見出し、この色素による方法にてSP細胞(腫瘍幹細胞)の同定がようやく確認することができた。しかしこの色素も細胞毒性のため、この色素を取り込んだ細胞non-SP(MP)細胞は殆どが死滅してしまいRNAを得ることができず計画しているマイクロアレイの対象が取れないことが判明して使用が不能であった。困っていたところベックマン・コールタ社の協力が得られることになり同社のセルソーターによりヘキスト色素によるSP・MP細胞を同定・採取した。SP細胞は多くの腫瘍細胞中に数パーセントの微少な集団であるとことが知られているが、検討した腫瘍細胞株中に高頻度の本細胞を有するものを見出し、この細胞株からRNA抽出してマイクロアレイを実施した。解析の結果、細胞周期、転写因子とエネルギーに関連する分子が得られた。これらのいくつは卵巣癌抗癌剤の効きにくい要因を司っている可能性を示唆しているように思われ、新しい標的に出来るのではと考えられた。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi