2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
New high-performance dental restorative composite resin using new photoinitiator
Project/Area Number |
19592208
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
ARIKAWA Hiroyuki Kagoshima University, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (90128405)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Keywords | 光重合型レジン / 重合開始剤 / コンポジットレジン / 色調 / 審美性 |
Research Abstract |
歯科におけるレジン材料は、取り扱いの容易さ、改良による物性の向上から広く使用され、なかでも光重合型レジンは、化学重合型に比べて治療効率の向上に大きく寄与することから近年ますます重用されている。しかしながら、各種光重合型レジンの重合開始剤として一般にもちいられているα-ジケントン系カンファーキノン(以下CQ)は固有色によりレジンモノマーの色調を強く黄変させ、また反応時の変色を伴うため、レジン重合体の色調は大きく変化し、天然歯との良好な色調整合性を得て、それを維持することが困難であり、審美修復の精度の向上に大きな障害となっている。またCQの添加はモノマーの色調への影響を避けるためごく少量に抑制されるため修復部位によってはレジンに照射される光エネルギーが不足し十分に重合しないことから、未重合による物性の低下や大きな吸水を引き起すことから、口腔内においてレジン修復物の破損や著しい着色を招く。そこで、本研究ではCQに替わる着色性が低く、高効率の重合を期待できる光重合開始剤を導入し、審美修復精度を飛躍的に高める高機能光重合型修復用レジンを開発することを目的としている。
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Research Products
(10 results)