2009 Fiscal Year Annual Research Report
医療におけるリスク感性を高めるためのシミュレーション型CAI教材の開発
Project/Area Number |
19592438
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
村中 陽子 Juntendo University, 医療看護学部, 教授 (30132195)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 みゆき 岐阜大学, 医学部, 准教授 (20263494)
服部 恵子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (30258975)
吉武 幸恵 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (50449063)
鈴木 小百合 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (70514850)
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Keywords | 看護学 / 医療安全 / リスク感性 / 情報システム / CAI |
Research Abstract |
平成20年度に試作した学習コース(転倒のリスクが潜む患者2事例)のテスト運用を行った。ビデオがスムーズに大きく再生されるように改善する等の作業を終え、以下のコースを開発した。 1) ユーザ名と学年を入力し、「ログイン」ボタンをクリックすると事例一覧表示画面に遷移。 2) 事例一覧表示では、過去に学習が終了している事例は、「過去の学習履歴」としてリンク表示し、まだ学習していない事例は「学習する事例」としてリンクを表示。学習する事例のリンクをクリックした場合は「患者プロフィール画面」へと遷移。過去の学習履歴をクリックした場合は「過去のリスク感性診断結果画面」もしくは「過去のコミュニケーション診断結果画面」へと遷移。 3) 「患者プロフィール画面」で学習者は患者のプロフィールを読み、注意が必要だと思うリスクを入力。入力が終了したら、「看護画面へ」ボタンをクリックするとムービーへと遷移。 4) ムービーは再生、停止、スキップ、リプレイが可能。学習者はムービーを見ながら感じたリスクを入力し、入力し終わった時点で「次へ」ボタンをクリック。 5) 「患者プロアィール画面」で入力したリスクと「看護画面」で入力したリスクを左右に並べて表示。次に、判断すべきリスクと、それに応じた対処法について解説。 6) 自己のコミュニケーションの問題の有無確認画面から、「コミュニケーション教材へのリンク画面」へと遷移。「戻る」ボタンで「患者プロフィール画面」あるいは「Q&A」へと遷移。 7) 2択式のテスト結果が表示。自己のリスク感性の評価入力画面へ遷移し、評価を入力して終了。 転倒リスクの事例は今回開発した2事例で十分に学習できると判断し、次いでメディケーションの事例の必要性を認め、そのシナリオ作成とビデオ撮影を実施した。今後、この事例をシステムに導入し、教材を完成させる計画である。その後、開発教材の運用評価を実施する。
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Research Products
(2 results)