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2007 Fiscal Year Annual Research Report

認定看護師教育におけるポートフォリオを導入した教育支援プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 19592451
Research InstitutionSaitama Prefectural University

Principal Investigator

星野 純子  Saitama Prefectural University, 保健医療福祉学部, 講師 (00320672)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松村 ちづか  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70331395)
筑後 幸恵  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60310512)
Keywords看護学 / 認定看護師教育 / 緩和ケア / ポートフォリオ
Research Abstract

本研究はホスピスケア(現:緩和ケア)認定看護師教育におけるポートフォリオ導入による教育支援プログラムの開発を目的としている。今回は、研修期間を修了した受講生を対象にインタビュー調査を行ない、同意を得られた22名の結果を分析し、ポートフォリオの効果を考察した。その結果、「自己の内面を見つめ仲間に表出する」「仲間との共有・分かち合う関係を構築」「自己の思考・自己の課題の明確化」「自己肯定」の4つのカテゴリーが抽出された。
対象の痛みを全人的に捉えることが重要な緩和ケアにおいて、緩和ケア認定看護師にはスピリチュアルケアの実践能力が期待されている。そのため、看護を提供する看護師自身が対象の苦しみに向き合う勇気や姿勢が必要である。ポートフォリオを活用することで、各々が自己の内面をみつめ自分の弱みや強み、過去の自分を捉え直し肯定的に自己を捉えることにつながっていた。この体験は苦しむ患者の気持ちに寄り添う心を育むものであると考える。従って、ポートフォリオの活用は、対象の内面をみつめ、スピリチュアルペインに気づく力、対象に向き合える心を養うのに役立っていると考えられる。また、自己表現力、対人関係能力の向上は、認定看護師に期待されるマネジメント能力などを養うのにも有効ではないかと考えられた。
さらに、この結果をもとにポートフォリオガイドを作成し、19年度入学生16名に教育支援プログラムを実践した。現在、修了時のインタビュー調査によりその効果を分析しているところである。次年度に向けて、緩和ケア認定看護師教育に有効なポートフォリオ導入による教育支援プログラムの内容精選および教育方法の構造化を明らかにしたい。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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